糖質オフのお菓子 材料選びと使い方
低糖質お菓子はコンビニなどでも買えますが、まだまだ種類が少なく、意外に高価だったりします。
そこで家庭で手作りしてみてはいかがでしょう。
でも、材料は?作るのは難しくないの?
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私も初めて糖質オフをテーマにした本を作ることになったとき、「自分にできるのだろうか?」とすごく戸惑いました。
「3人で1冊ですから。」という編集の方の言葉に背中を押され、1冊目の本を出すことができました。
そしてそれがきっかけとなって少しずつ糖質オフ関連の仕事も受けるようになりました。
レシピを作るときに頭に置いていることを書きたいと思います。
バランス
糖質オフのお菓子を作るときに考えたいのは、全体のバランスかな、と思いました。
この材料は絶対ダメ、使えない、となると、レシピの幅がすごく狭くなってしまうのですが、糖質の高い材料を選んでも、使う量を控えたり、他の材料で糖質量を減らすことで、全体の糖質量はそこまで上がらずに済みます。
例えば、糖質オフのお菓子を作るようになって一番に感じたのは、砂糖と小麦粉のすごさでした。
この2つは糖質オフの大敵のようなイメージですが、砂糖と小麦粉を使わないと甘さや美味しさだけでなく、砂糖を使わなければお菓子はパサつきやすく、つやがなく、ふくらみも少なくなりますし、小麦粉を使わないお菓子は、ふにゃっとした食感になり、ケーキの一部が凹むなど、形を維持させにくくなります。
そこで、それぞれを少量ずつ使うことにしました。
主役になる場所で使う
使いたい材料が糖質が高い場合、あきらめなくてもいい方法があります。
少量でも主役になる場所で使ってあげる方法です。
例えば、りんごは糖質量が高い食材です。糖質が上がらないぎりぎりの量をすりおろして生地に練り込む方法では、正直あまりりんごの味はわかりません。
一方、※はちみつとバターで軽くソテーしたものを、糖質を控えた生地の上にのせて焼くと、りんごの味がしっかり味わえます。(※はちみつは砂糖の80%の糖質量、バターには糖質がほとんど含まれません)
甘みの代わりにこくと旨味を補う
甘さを減らしても、こくと旨味を与えれば、お菓子に物足りなさを感じにくくなります。
なので、糖質オフのお菓子を作るなら、まずはこくや旨味成分の高い素材を選ぶのがおすすめです。
代表的なものは油脂、ナッツ類、乳製品、卵でしょうか。
これらを使いこなすことで、糖質オフのお菓子のバリエーションが広がります。
糖質オフのお菓子におすすめの材料
こちらにまとめました。
糖質オフのマドレーヌ
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