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フルーツと香り。

先日Mr. CHEESECAKEのjournalから『フルーツと香り。』と言う連載をスタートしました。

旬のフルーツに合わせてハーブやスパイスを組み合わせる。

日常のひと時を香りの力で少しだけ特別にする、僕たちはそんな時間の提案をさせてもらえたらなと思っています。




時間と向き合う


コロナウィルスの影響で家にいる時間がとても増えました。感染症に対する不安や外出できないストレスは確実に僕たちに影響を与えています。僕自身もストレスはそこまでないと感じながらも、体には影響が出てきていました。

緊急事態宣言が出された時、僕たちにできることは何かないか?と考え、改めてMr. CHEESECAKEのレシピを公開しました。

多くの方から作りました、美味しかったとご連絡を頂き、そして沢山のメディア様にも掲載いただきました。これがきっかけでめざましテレビからの取材も来たりとその反響の大きさに驚きつつも、今だから僕たちに出来る事はまだまだある!と改めて感じた出来事です。

僕は昔から香りが大好きで、ハーブや柑橘よく使っています。南仏で働いていたこともあり、シェフになってからは更にその力の素晴らしさの虜になっています。ほんの少し手を加えるだけで料理は格段に良くなるし、その香りは心を穏やかにしてくれる。

美味しく食べる、そして香りに癒される。今必要なのは特別なことではなく、日常の中のちょっとした幸せなのではないか?日々の時間とどう向き合うかで僕たちの心は変わります。

そのきっかけを作れたら。僕たちは時間の価値を上げるお手伝いをしたいのです。これはMr. CHEESECAKEのチーズケーキも同じです。ただケーキを販売しているのではなく、ケーキを通して良い体験とその時間をどう過ごすかを提案しています。


四季を彩るフルーツの力


旬を迎えると食べたくなるフルーツ。そのままでも美味しいのですが一手間加えるだけでガラッと表情が変わります。

第一回はキウイとハーブでした。

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キウイは通年食べることができます。朝食の代わりに食べる人も多いのではないでしょうか?青い香りと酸味が特徴のフルーツです。

今回はレモングラスやローズマリー、ディルと大葉を合わせた3種類を提案しています。どれも爽やかで癒しのある香りで、キウイの青い香りがより引き立ちます。

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レモングラスは柑橘の香りを纏わせてくれ、ローズマリーは独特の青い香りと少しの土っぽさを与えてくれます。

ディルはミントのような爽やかさで、大葉は日本の香りを添えてくれる。

それぞれ共通しているのはリモネンと言う柑橘の香りの成分が時入っていると言うことと青い香りがキウイとの相性がいいと言うこと。

いつものキウイが更に香り高く、上品になります。

ほんの少しの違いなのですが、その違いが心地よく身体に沁みる。前日の夜に仕込むことで翌朝起きるのがちょっとだけ楽しみになる。日々の中に小さな楽しみを作る喜びというものを僕自身感じています。



小さな喜びを見つける


今後、今までと同じような外食での体験はしにくくなるかもしれません。家での時間の過ごし方やお金の使い方の価値観が変わっているからです。

今回の事を機に地方へ移住する人も増えるかもしれません。そうなった時に自分たちの幸せの定義は変化していくはずです。日々の小さな幸せの積み重ねかたを見直すこともあるはずです。そんな時に何か力になれる提案をしていきたいと僕は考えています。

自分が作った料理を食べてもらえるのは嬉しいし、Mr. CHEESECAKEを買ってもらえるのも嬉しい。でもそれは選択肢の1つというだけで、それが全てではありません。

僕は、自分の起こしたアクションで幸せになる人が増えてくれれば幸せです。レシピを公開するのも、それによって幸せになる人がいると思うからこそ。そしてそのレシピがその人の人生の一部となって、子供に受け継がれて。。。といったところまで役に立てたら本当に嬉しいし凄いことだと思います。

一瞬のものではなく、長く続くスタンダードになるものを僕は提案し続けたい。流行りや消費されるものではなく、普遍的で皆から長く愛されるものを。自分が手間をかけたと感じられ自分を褒めてあげらる。そして周りも喜んでくれるようなそんな体験を届けられたら。

日々の生活の中に幸せは隠れています。その幸せを再確認する小さなきっかけになれるよう、今後も『フルーツと香り。』を通してお届けしていきます。

是非見てください。


皆様の優しさに救われてます泣