キャッシュレス決済を導入すべき理由
なんかツイッターで議論がちらほら出てたので、僕個人の考えをnoteにまとめようかなと。
結論絶対にキャッシュレスにした方が良いと思っていて、これはなんていうか時代の流れ的な部分が大きいんですよね。
これだけpayが出てきていて、お金の流れや世の中の流れが変わってきているのに、変わらない方が変じゃないかなというのと、様々な管理コストに対する考え方が変化しているのに、飲食だとその流れに付いて行ってないところも多い。
古き良きみたいな価値観も分かるけど、言い訳じみていて個人的には無理って感じ。
何故キャッシュレスが広がらないのか?
これ本当にいろんな理由があると思うんですけど、一番は人件費って概念がバグってる事だと思うんですよね。
飲食(チェーンや大手などではなく)で働いていると人件費って概念がほぼありません。月々の給料は固定だし、残業代は出ない。それを当たり前の文化にしているので文句も言わせない空気。
専門誌で福利厚生がしっかりしている!っとアピールポイントになるくらいには色々問題があります。
家族経営だと尚更強く、営業後の掃除や会計整理などは業務外って感じの人も多いはず。自分の行動にはお金が発生している意識が少ないんですね。
それもこれも残業代を払わないからだと思っています。もし全ての作業に残業代が付くならば(普通付くのが当たり前ですが)もっと早く終わらせようと努力させるはずですし、長く働けば働くほど自分の時給が下がるのです。
僕は常に自分の時給を計算していたので(新卒の頃は時給300円代でしたね)残業代が出ないからこそ、少しでも早く終わらせて自分の時給をあげるという感覚で仕事をしていました。
時給という概念があれば、全ての仕事を見直します。お金の管理や会計にかかる時間全てにお金がかかっているので、1日にどれくらいの時間がその作業にかかっているかが可視化されます。
そうなるとそこにかかる費用が見えてくる。その費用と手数料を見比べて価値を見出すのですが、忘れがちなのは単純比較ではなく、生まれた時間の分だけ売り上げを伸ばせる可能性があるという事。
そしてそこでどうやって手数料分を回収するかという事です。もはや回収というか絶対にかかる必要経費なので、食材原価率にでも加えておけば良いって感じです。なくてはならないので。
ここから先は
料理人デザイン思考~技術とテクノロジーのその先へ~
曜日や時間、場所に捕らわれずに料理を自由に表現するためにレストランを辞めた料理人の働き方を変えていく奮闘記。 これから増えていくだろう料理…
皆様の優しさに救われてます泣