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広報歴約1年の26歳OLが、福岡のベンチャー企業で広報の成果を出すために普段やっていること

コウダプロで揚げ物革命事業部の事業部長&全社の広報&新卒採用&その他もろもろをやっております、新卒5年目の原口です。

これは最近食べた唐揚げ。辛そうに見えて意外と辛くない!

ベンチャー企業あるあるで何でもやっておりますが、本日は「広報の人」としてnoteを書きます。

なぜこの記事を書くことに??


コウダプロでは毎週月曜日に3~4時間の朝礼を行っています。(えっ?と思われるかもしれませんが、本記事でこの説明をするととんでもない量になるので割愛いたします)

先日、朝礼で社長から「コミュニケーションレベル」についての話がありました。

レベル1 気が付かない人
レベル2 気がつくがやらない
レベル3 気が付いてやるが遅い
レベル4 気が付いて早くする
レベル5 気が付いて早くやり内容がエモーショナル

コウダプロで定義されているコミュニケーションレベル


この話をするときに、社長は「なぜ原口が広報面で成果を出せているのか?それはレベル5のコミュニケーションをしているからだ」と言われていました。



以下はここ約半年でのコウダプロのメディア露出一覧です。
■テレビ
・TBS「Nスタ」
・TBS「THE TIME」
・読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」
・RKB「タダイマ!」
・FBS「めんたいワイド」
・TNC「記者のチカラ」   など


■新聞
・日経MJ
・朝日新聞
・西日本新聞
・毎日新聞
・河北新報
・福島民友新聞   など

■その他
・ラジオ「ヤング日経」
・ふくおか経済
・アスキーグルメ
・ねとらぼ
・J-CAST
・マイナビニュース    など


「よし、ウチもそろそろ広報に力入れるかっ!」と言いだしたのが2022年の春。
そして、本格的に広報活動をスタートしたのが2022年の秋。

コウダプロは福岡でコツコツ真面目にやっている社員数20名ほどの無名ベンチャー企業です。
広報(に限らずなんでもそうですが)は、実務をせず勉強だけしているときはなんかすごく難しそうでコワかったです。
「メディア関係の方と何の人脈もないのに成果出せるのかなぁ?」、「何からしたらいいの…?」と途方にくれていました。

でも1年経ったら上記の感じになっていました。

それで、朝礼の場でコミュニケーションについての話を聞きながら、「これは成果の裏側を全社員に共有すると学びになるのでは?」、「なんならnoteに書こう」と思い立ち、いま執筆しております。

広報で成果を出すために必要なこと

ここからは、「じゃあどうやって広報で成果出すのよ?あんたどんなコミュニケーションしてるのよ?」ということを書いていきます。

が、その前に…。わたしはもともとこういう人間です。
・コミュニケーションレベルが5だと言われているが、プロファイリングとか感情のトレースとか、そういうことがかなり苦手
・大雑把なので気遣いとか本当に苦手
・頭の中が論理性に偏りすぎている(異性とケンカしたときに「もっと感情的に話せないの?」と言われたぐらい)
・頭の回転は速い
・文章書くのは好き、得意
・人と関わったり話したりすることが好き
・物怖じしない

また、確かに広報力は身に着けたのですが、コウダプロは面白い商品を開発しているので、そもそも商品力が高いという要素がかなり大きいです。
(つまり面白い商品やサービスを作れば広報力があまりなくてもメディア露出はできる…)

さらに、コウダプロのメンバーは皆、会社に対して並々ならぬ想いと覚悟を持って働いているので、愛社精神や貢献意識がとても高いです。
そんな集団なので、ぶっちゃけ誰がコウダプロの広報やってもある程度の成果は出せるような気も…。

「この記事をお読みいただいているすべての方(=貴方様)がこの前提とまったく同じではない」ことを念頭に置いていただけると幸いです。



駆け出しなりに思う、広報で成果を出すために必要なことは大きく2つの要素に分解できます。
①技術
②人間性

これは広報で成果を出すことに限らず、営業でも人事でも事業開発でも、「人を動かす」こと全般に通ずるかなと思います。

技術面で原口が普段やっていること

■伝わりやすい話をする
プレスリリースを書くときや、メディアの方にネタをご提案するときに必要なことです。
文章力と論理性は勉強すればある程度身につくのでやりましょう。
ちなみに、リリースを出すときは、PRTIMESのサポートをかなり活用しています。
「プレスリリースご相談窓口」にリリースを送ると、無料で添削していただけます。
また、コウダプロは「PRTIMES STORY」も利用しているのですが、こちらはSTORYご担当の方に直接ご連絡して添削していただいています。


あと表現力もあるといいですよね。
いくら文章力と論理性があっても、それを淡々と表現するのと、ワクワクした様子で表現するのとでは伝わりやすさが全然違います。
「仕事なのでやっている」ではなくて、「自分がこの話をしたいからしている」の気持ちだと自然と表現力豊かになります。

すごい人を真似する
「真似できるセンス」ってすごく大事だと思っています。
コウダプロの先輩方はそれぞれすごくて、入社した当時から今までずっと先輩方を真似しています。
しあわせ食卓事業部の部長、熊谷さんからは相手と話すときの盛り上げ方や興味をそそる話し方を。
ヒット屋の部長、江西さんからは笑いと炎上ギリギリラインのコミュニケーションやピュアな気持ちで他者を褒める心を。
アスガールの部長、松尾さんからは斜め上からの懐への入り方や他者のモチベーションの上げ方を。
後方支援室の室長、江島さんからは人を見る力や根回し力を。
社長からはこれらを総合的に真似しています。
営業や人材教育、コミュニケーションに関する本はたくさんあり、わたしもそういう本は読んでいますが、それよりも社内で学べることのほうが大きいです。

■チャンスをつかみに行く
ここからしかすべては始まりません。
コウダプロは2022年3月から「PRアカデミー」というコミュニティに参加しています。
「広報って何したらいいんだ?」と途方に暮れていた当時、ネットでPRアカデミーを見つけ、ホームページから問い合わせしました。
このコミュニティを活用し、遠慮なく(笑)いろんなメディアの方にコウダプロをご紹介しています。
最初は何をどんな風に話せば良いのかわからなかったものの、場数を踏むたびにだんだんとわかっていきました。

このときもわたしは真似をしています。
他社の「この広報さんめっちゃすごっっ!」と思う方の話し方や魅せ方を真似しています。
あと、メディアの方にお会いする前に準備をしすぎないほうが上手く話せるタイプ(=即興のほうが力を発揮する)だと気付いたので、なるべく「提案」ではなく「会話」を意識しています。

このコミュニティ以外でも、時には空気を読まず、急に「今度お会いできませんか?」とご連絡することもあります。
「空気を読まない勇気」、大事です。

■連絡は基本的に即レス&エモーショナルに
即レスはやるだけ!!なので頑張りましょう。
でも、「夜でも休日でも関係なく即レスしなきゃ!!」と思っていると疲れるのでほどほどにやっています。
休日まるまるメール見ない日もありますが、ぜんぜん良いと思います。
また、場合によってはちょっと時間を置くのが有効なときもあります。
例えば、先日、メディアの方とランチのお約束をしており、先方からメールでお店候補をいくつかご提示いただきました。
その返信には時間を置いたのですが、なぜなら「良いお店ばかりで15分ぐらい悩んだのですが…」との枕詞をつけたかったからです。
別になくてもいい枕詞なのですが、わたしはこういうひとことが添えられていると人間味を感じて、その人に好感を持ちます。
だから、常にこのようなエモーショナルなチョイ足しや言い方を意識しています。
みんなに同じような温度感、同じような内容でコミュニケーションするのではなく、その人に合わせてカスタマイズしたコミュニケーションを心掛けています。

■勉強する
広報に関する本を読んだり、ネット記事を読んだり、YouTube見たりしています。
最近読んだ本では「プロフェッショナル広報の仕事術」が良かったです。
狭義の広報だけでなく、広義の広報について考えるきっかけとなりました。


人間性面で原口が普段やっていること

■愛嬌は持つけれど相手に媚びない
「すごい人・偉い人ほど対等に接されることを好む」と聞いたことがありますが本当にそうですね。
時にはちょっと批判的なことを言うぐらいが好かれますww
ただ、媚びなくていいにしても、愛嬌は持っておくと可愛がられます。
時には「お前はキャバ嬢か?」というぐらい可愛らしくキャピキャピしています。
わたしは「唐揚げ好きOL」としてカラッとペーパーを広めていますが、「本当に心の底から唐揚げが大好きで、もっと唐揚げを美味しく食べるためにこの商品を開発したんです!!」と言うと面白いですし、なんか応援したくなるじゃないですか。(※唐揚げ愛はホンモノです)
メディアの方も感情豊かな人であり、人は面白いものに食いつきます。
よく広報の勉強をしていると、「自社ネタだけではなく時流や社会性に合わせて他のネタも盛り込まないと記事にはならない」とか「PRTIMESに出してもメディアの人は見てないから意味ない」とかの情報に触れます。
確かにそういうときもあるのでしょうが、わたしの体験と感覚からいくとそれはウソです。
全然そんなことないです。
面白かったら食いついていただけます。

■高いレベルで気遣いする(=相手のストレスを減らす)
大事です。とっっっっても大事です。
時には「お前はクラブのママか?」というぐらいの気遣いが必要です。
必要というか、気遣いを心掛けている人や、それを高いレベルでできる人がそう多くはいないので、自分ができると相対的に「気遣いができる人」になれるのです。
これはお得ですね。
(もともとは死ぬほど苦手で「なんでわたしに気遣いなんか求めるんだ!!」と思っていたぐらいですが…。)



普段やっていることで自覚していることはこんな感じです。
(まわりから見ると「こんなこともやってるじゃん!」がありそうなので、指摘があったら後日追記します)


で、ここでちょっと根も葉もない話をすると…。
広報で成果を出すためには、何よりもまず「世間から面白がってもらえる商品・サービスを作りこむこと」が必要です。
それが重要度の70%を占めており、原口が普段やっていることの重要度は残りの30%です。(原口の体感)

コウダプロは商品開発を生業としている会社です。
コウダプロには「ヒット屋」という事業部があります。
「80%の経営課題はヒット商品があれば解決すると素朴に信じている」ヒット屋です。
わたしたちはヒット商品を生み出す会社なのです。

広報が大事と言うけれど…。
それはもちろんそうなのだけれど…。

わたしたちはヒット屋であるからこそ、広報力に依存せず、コツコツまじめに商品づくりに魂を注ぎます。



以上、「広報歴約1年の26歳OLが、福岡のベンチャー企業で広報の成果を出すために普段やっていること」についてお届けしました!
ご拝読ありがとうございました。
(ヘッダーは広報見習い石田さんとのツーショット)


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