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【保育フォト】図鑑 片手に

ポケット図鑑を持って 散歩に出かける 25人の 4歳児クラスの子どもたち。
散歩中に出逢った 虫や草花の名前を 調べるために。
 
初夏のある日のこと、二人の担任から
「今日は “カタバミ”を 探しに行こう」というお誘いが。
図鑑で確かめた 黄色い花びらが 5枚で、
ハート型の葉が 3枚の花を見つけに、いざ 散歩に出発!!
 
さっそく よく似た花をみつけ、図鑑の絵と よ~く見比べると、
「な~んだ ヘビイチゴか」と落胆。
そんなこんなをくり返し、やっと “カタバミ”をみつけることができました。
その瞬間、“雑草”と扱われがちな野の花が、
4歳児クラスの子どもたちにとっては、他のどの花とも違う
“カタバミ”になったのでした。
 
探索、発見、観察、確認をくり返すなかで 子どもたちは、
“同じ種類の花でも 色や形が違うもの”があることや、
“同じ色や 似た形をしていても、違う種類の花”があることに
気づいていきます。
 
名前を知ることは、個性や特性を知ること。
 
子どもたちは、
個性や特性は、幾つもの特徴が 折り重なって作られるものであり、
同じ個性・特性が見られても  違う特徴を持っていること。
また、同じ特徴を幾つか 持ち合わせていても、
違う個性・特性が見られることもあることに、気づいていきます。

様々な特徴に 面白味を感じながら。
どの個性・特性も、それぞれに 味わいがあることを感じながら。
そんな感性は、人へも広がっていくようです。
「みんな違うけれど、みんな素敵」と。
 
苦労して “カタバミ”を見つけた夕方。
園庭の片隅に目をやると、なんと “カタバミ”が!!
な~んだ  ここに咲いてたじゃん!」と 子どもたち。

今朝までは  気づかなかったのに、ねっ

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