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【保育フォト】泣いていいよ


小春日和の園庭で、お相撲を楽しむ 23名の 3歳児クラスの子どもたち。
連戦連勝していた 女子力士。そこへ 新たな対戦相手が。
「はっけよ~い のこった」と組み合い…
連戦連勝していた女子力士が 負けてしまいます。すると、
 
悔しくて くやしくて、大声で泣きだします。
あふれでる涙は、両手で拭っても ぬぐっても とまりません。
ついには 担任の胸にとびこみ、
「ぅわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」と
泣き続けます。
 
「負けちゃったの」「うん」
「悔しかったね いっぱい泣いていいよ」と抱きとめる担任。
「うん」と応え、泣くだけないて、やがて 泣きやみます。
 
 一方 何気なく参加し、自分の力を発揮しただけの クラスの友だち。
突然の友だちの号泣に 困惑!!!
しょんぼりと下を向き、
「なにか悪いこと しちゃったかなぁ」といった表情で、チラリと担任を
見やります。
 
「大丈夫 心配しなくていいよ、お相撲で勝っただけ、なにも悪くないよ」と伝えます。
3人の担任が、同じ笑顔で「うんうん」とうなづいている姿を見て、
ほっとした表情に。
 
クラスの友だちとお相撲を 一緒に楽しみたかっただけなのに。
泣かれてしまうなんて。
たった 3年の人生経験では、どうにも しようがありませんよね。
 
勝負を楽しむ お年頃。
勝負ですから、勝つことも 負けることもあります。
 
勝った時の嬉しさはもちろん、
負けた時の悔しさも 大事にしたいと思っています。
 
その悔しさを 一緒に抱きとめることで、
もう一度 勝負に挑む意欲や 勝つための工夫、相手に対する敬意、
そんな思いが生まれてくると思うから。
 

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