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君とどこまでも

僕がこの国を飛び出たのは、28歳の時だった。人生このままでいいのだろうかと、思いきって旅に出た。それまでは小さな島国の中だけが僕の世の中だったが、世界はとてつもなく広いらしい。
旅する中で沢山の出会いがあり、沢山の学びがあり、愛する人に出会い、愛する息子を授かった。
僕は息子に、世界の広さを見せてやりたい。その肌で風を感じ、街の匂いを嗅ぎ、暮らしの音を聞き、土地の食べ物を味わい、地面に自分の重さを刻みながら、生きていってほしい。

可愛い子には旅をさせろと言うが、1人でやるにはまだ早い。

「仕方ないな、僕が付き添ってあげるよ」なんて言いながら、愛する家族と共に新たな地へと向かう。

僕が世界中の空を見られるのは、きっと家族のおかげだ。


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サポートとても嬉しいです。凹んだ時や、人の幸せを素直に喜べない”ひねくれ期”に、心を丸くしてくれるようなものにあてさせていただきます。先日、ティラミスと珈琲を頂きました。なんだか少し、心が優しくなれた気がします。