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今年のこと

いろいろやめたり、はじめたりした年。
人に合わせることを初めてやめた。嫌われることを厭わない心持ちを持てた。
常に人の心を感じてしまって、先回り先回りに考えて、疲れる。
そんな性分だから仕方がない。訳ではなく、勝手に気が回ってしまう自分の心の殺し方をやっと身につけられたように思った。
その方法が、自分の心を殺すこと。

なにも気にせず生活していたら、私は勝手に気を回す。回してしまう。

ああ、この人こう言っているけれど、本心はこうなんだろうな。。
こんなに親切にしてくれているのは、あのことがあったからかもしれない。

すべてに因果関係をつけてしまうほど、つけられるほど、勝手に考えてしまう。
そんな性分は自分を追い詰めていくものだった。

それは良いことでもあるけれど、悪いことでもある。
それが、選択できるようになればいいとずっと思っていた。

関心のないことで、それを使うのは疲れるだけ。
関心のあることで、それを使い続けることができればいい。
でも、そのときはまだ、すべての関心のあることにそれを使い続けることができなかった。考えても仕様のない、誰も真面目に考えていないような、見せかけだけ真面目に見えることを一生懸命理解しようとした。それが無駄だった。

世の中の、見える範囲の出来事を知った。
これにはどうしても時間がかかる。
知らないことしかない場所から、世の中意外とこんな感じなんだな。
そういうくらいに俯瞰で見られるくらいにはなった。

このニュースサイト、何人くらいで編成して記事アップしてるんだろ。
それにはこれぐらいの時間がかかるから、かなりブラックだな。とか。

そんな、社会に対する尺度を手に入れたと思った。
その尺度がなににどこまで対応できるのか。までは分かっていないけれど。
少なくとも、いまの自分が生活していくに足りる尺度。
自分の身を守ることができる尺度。

そんな、当たり前のことは意外と誰も教えてくれない。
身をもって、傷ついて、経験していかないと手に入らないのかもしれない。
自身で経験してみて、やっとこうして理解できる。
これは、経験して初めて理解できることなのかもしれない。

社会って、思っている以上、運で、根性だなって思わざるを得ない。

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