ちょっと前のこと
ちょっと前のことを思い出す。
ちょっと前のことなのだけれど、ちょっと前の自分はもういなくって、
不思議なこととして思い出されるのが新鮮だった。
なにごとも、ことなかれ主義の面倒くさがり。
これはよくないこと、疲れることだとわかっているのだけれど、
なかなか抜け出せないことだった。
行きたくない飲み会に何回行ったのか、とか。
愛想笑いのなんとなくの会話で、なんとなくの約束を取り付けられてしまう。
どんどん増えていく、よくわからないLINEのグループ。
反応しないといけないのだろうか、考えてしまう。
なんのためにそれをしていたのか、鬱屈とした気持ちだけが積み重なっていった。
それをきっぱりやめてしまう。
行かない、約束しない、用が済んだら退出する。
自分がどこで生きたいのか、そこではなにをするためにいるのか。
それだけを考えて、自分を満足させることを最優先に。
そうしたら、だいぶん楽になった。
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