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考えたこと

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そのとき考えたことを書き残しておきます。
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#夜

そこを離れる

ずいぶんここにいるなと思う。 そこに居る状態が続いていると、どんどん新鮮味が失われていく…

織部 行
5日前
4

おぼろげな光

確固として好きなものが自分の中にあるだろうかと考えてみたとき、たしかにそこにあるのはおぼ…

織部 行
5日前
6

花様年華

DVDをレンタルしていたころ、好きな映画を見つけたらその監督は誰なのか、その監督はこれまで…

織部 行
6日前
4

巨石

自分が重い。 意識が、とんでもなく腰が重い。動かない、本当に。 もう、巨石なのだった。 意…

織部 行
2週間前
4

近所

冷蔵庫の中は充実しているのに、ご飯を作る気が全く起きない日がある。 選択肢となるのは、 1…

織部 行
3週間前
11

とりとめない束の中の数枚

頭の中にぼんやり浮かぶ選択肢 いつのまにかあるそれは、でも自分がその日そのとき選び取った1…

織部 行
3週間前
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6月はじめ

暑いけれどまだ気持ちがいいと思える日陰で受ける風を感じる季節。 今年はどれほど熱くなるんだろうと、どうしても思ってしまう東京。 川沿いで、夕方の風を受けるといつまでもこの季節が続けばいいのに、 思う一方で、もう梅雨は明日にも迫っていて、 夏までのカウントダウンが始まっていることに辟易とする。 春と夏が苦手で、秋と冬が好き。 冬から春に切り替わる時期が本当に苦手で、 それはなにか動き始める、ざわざわとした感じが子供のときから苦手だった。 夏が終わって涼しくなる秋、冬はいつも安

日々に埋もれる

気づけば、 心の中の内殻の縁にこべりつくかのように蓄積される、 いろいろな感情の起こりと終…

織部 行
1か月前
9

浮遊生活

空中浮遊しているような感覚。 空にぽつんと浮かんでいるなにか。 風船はどんどん昇ってしまう…

織部 行
1か月前
7

歯車

歯車。 芥川龍之介の歯車を読んだ。久しぶりに。十何年ぶりに。 はじめて読んだとき、わからな…

織部 行
2か月前
9

立ち位置

漠然とした不安。 もやもやした心持ち。 薄い膜に覆われたような感じ。 機能と同じような今日…

織部 行
2か月前
9

波と凪

変わり映えのない日常は凪のよう。 それはそうだ。なにもしていないのだから。 毎日淡々とこな…

織部 行
2か月前
9

不思議なタイミング

ふとした拍子に、出かけた先で何年も会っていなかった知り合いとばったり会うことがある。まっ…

織部 行
3か月前
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空洞化している、のか、

空洞化っていうのだろうか。 見た目は変わらないのに、中身がからっぽとか? いや、なにか違うような感じ。 希薄化? これも同じ感じ、密度の減少。そこにあるのになんだか空っぽ。 話半分、とはまた違う。うわの空、かもしれない。 心ここにあらずの状態で人の話を聞いたりするとき、言われる。 ここまでみんな画面の中にいるのって、すごい。 それを眺めている自分がおかしいかのように錯覚してしまうほど。 ぞわぞわしてくる。しびれます。 この車両のなかには50人以上人がいるけれど、きっとな