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ずいぶんここにいるなと思う。 そこに居る状態が続いていると、どんどん新鮮味が失われていく…
確固として好きなものが自分の中にあるだろうかと考えてみたとき、たしかにそこにあるのはおぼ…
DVDをレンタルしていたころ、好きな映画を見つけたらその監督は誰なのか、その監督はこれまで…
自分が重い。 意識が、とんでもなく腰が重い。動かない、本当に。 もう、巨石なのだった。 意…
私には生活がある。 私しか知らない、私の生活。 人には人の生活がある。 生活と生活がすれ違…
感覚的な話。 いつも壁を作らないと生きていけない。 壁と書くと、そんな大げさなとか、一人…
冷蔵庫の中は充実しているのに、ご飯を作る気が全く起きない日がある。 選択肢となるのは、 1.食べない、 2.がんばってなんか作る、 3.コンビニでなんか買う、 4.外に食べに行く、のいずれかになる。 どうしようか、空腹がギリギリになるまで考えてしまう。 なぜこんなにお腹が減るのか、手頃にお腹がいっぱいになって腹持ちがいい完全食は売っていないのだろうか、なんてしようもないことを思い浮かべる。 そんなことを考えているのならさっさと何か作って食べてしまえばいいのにというもう自
頭の中にぼんやり浮かぶ選択肢 いつのまにかあるそれは、でも自分がその日そのとき選び取った1…
暑いけれどまだ気持ちがいいと思える日陰で受ける風を感じる季節。 今年はどれほど熱くなるん…
気づけば、 心の中の内殻の縁にこべりつくかのように蓄積される、 いろいろな感情の起こりと終…
空中浮遊しているような感覚。 空にぽつんと浮かんでいるなにか。 風船はどんどん昇ってしまう…
歯車。 芥川龍之介の歯車を読んだ。久しぶりに。十何年ぶりに。 はじめて読んだとき、わからな…
漠然とした不安。 もやもやした心持ち。 薄い膜に覆われたような感じ。 機能と同じような今日…
変わり映えのない日常は凪のよう。 それはそうだ。なにもしていないのだから。 毎日淡々とこなしていく。安定、安全、安心、刺激はいらない。 一日の終りに、布団の中でぐっすり眠れるだけ幸せだ。 なにもない日、晴れたら散歩をして、雨が降ったら映画を見る。 いつでもカバンに本を入れて、好きなだけ読む。 朝はコーヒーを飲んで、夜はすこしお酒を飲む。 そんな生活が欲しかった。手に入れた。不安になった。 この凪をいつまで続けるのだろう。 きっとそんな生活いつまでも続くものじゃない。 思っ