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考えたこと

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そのとき考えたことを書き残しておきます。
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#日記

またつくればいい

なんとなく続けているものだらけの生活。気づいたらまた同じことしてる。でもそれで何不自由の…

織部 行
1年前
4

紺色

そろそろ真っ暗になる。 夕陽がさして、どんどん暗くなって、空は紺色になった。 もうすぐ真っ…

織部 行
1年前
5

この時のいま

いつものように髪を切りに美容室に行った今日。 もうずいぶん、思い返せば東京で暮らすように…

織部 行
1年前
7

鈍色の満足

窓を開けて、網戸の網目の一つ一つからぴりっとした冷たい空気が部屋の中に流れ込んでくる。一…

織部 行
1年前
22

今年の終わりかた

今年はまだまるまる1ヶ月以上あるけれど、 もう今年の終わりかたを考えていて、 12月の終わり…

織部 行
1年前
8

四角い生活の中で

一人暮らしには「秩序」がある。そう思った。 私が作り上げた領域の中ですべてが滞りなく、い…

織部 行
2年前
12

段差と平坦

自分の生活があまりにも平坦に感じられる。 そう思えてしまうのに、どうしようもない。 私は平坦だと思っているけれど、感じていない部分で小さな段差や大きな段差を登ったりもしていたり、平坦だと思っている私の生活は人にとってはとっても平坦ではない、あるいはすごい生活で、憧れの生活なのかもしれない。 少なくとも、いいなあ、と言われるような生活だったりもする。そう思う。 でも、あれ、私はなんのために生きているんだっけ。 そんな根本的な問いを思わず考えてしまうことが最近ある。 それは決し

下から見る雨粒

いつもの帰り道。雨がそぼそぼ降りはじめたけれど傘はなくってそのまま下を向きながら歩いてい…

織部 行
2年前
8

そのまま過ぎていってしまうような

これまで彼女が信条にしてきたことは特になかった。 理解できるか、できないか。理解できなく…

織部 行
2年前
7

部屋のなか

休みの日、彼女は夕方になって初めて外に出た。 朝から起きて、食事をしてコーヒーを淹れて本…

織部 行
2年前
5

横断歩道歩くとき

東京の横断歩道。 ただの横断歩道。それが多い。 でも、それ以外も多い。まっすぐの横断歩道と…

織部 行
2年前
9

たぶん、ずっと

ずっと座っていると体がどんどん歳をとっていることがわかる。 運動している方がわかりやすそ…

織部 行
2年前
12

変わり目

いつもの毎日を過ごしていて、 心のうちはここ2年くらいずっと同じ位置から動くことはなかっ…

織部 行
2年前
6

包含される空間

ピタゴラスと豆。 本棚にある本の中で、目にとまった背表紙のタイトル。 私の本棚の中には色々な本が詰められていて、 けれど、私の趣向の本しかそこにはない。 何冊あるか、もうわからなくなった本棚の本。 これは、私の心の中が現実に顕在したものだと思える。 なにが好き? よく聞かれる。それに答える術はない。 好きなものが偏っているから、でも多いから、その人の希望に応えることはできないのです。 私自身に支配された、デザインされたこの部屋に私はいて、 今日も一日この部屋で過ごして