【株主優待クロス取引】特徴や注意点(初心者向け)
株主優待クロス取引の特徴
株価が下がっても損失が無い(上がっても儲けが無い)
クロス取引の際に利用できる信用取引は「制度信用」「一般信用」の2種類がある。
制度信用 ⇔ 一般信用
豊富な銘柄 ⇔ 限られた銘柄
在庫を気にせずにいつでも取引できる ⇔ 在庫が無くなると取引できない
高額な「逆日歩」が発生することがある ⇔ 逆日歩が発生しない
私は高額な逆日歩が怖いので、原則として一般信用を使った空売り(クロス取引)を行っています。
逆日歩の最大値を計算した上で、利益になると判断した場合に限り制度信用を利用する場合もありますが、1年に1度使うか使わないか程度です。
最初は難しいことは考えず「売買手数料無料の証券会社で一般信用(売)を使う」と覚えておけばOKです。
そうすることで一般信用(売)の貸株手数料(数十円~数百円程度)だけで株主優待を手に入れることができます。
【注意点】
貸株手数料は1日毎に掛かってきますので、権利付最終日の数か月前からクロス取引を行うと手数料が高額になることがあります。
初めてのクロス取引は、権利付最終日の1~2週間前程度を目安に行うと良いでしょう。
間違い注文(取引)を行っても訂正(清算→再注文)の期間がとれますので安心感があります。
クロス取引に慣れてくると「あの銘柄は最終日に取引して手数料を節約しよう」「この銘柄は在庫が少ないから手数料が高くなっても早めに取引しておこう」というように戦略を立てながら取引ができるようになります。
これから優待クロスを始めようと思っている皆さんへ【再掲】
資金拘束は短ければ数日、長くて30日程度です。(例外的に突出して利回りの良い大人気銘柄は、60日くらい前からクロスしないと取得できない場合もあります。)
10万円程度で1,000円分のクオカードが貰える銘柄もあるので、遊ばせている余裕資金があればチャレンジしてみるのも良いと思います。
1,000円分のクオカードを年5回取得できれば、資金10万円で5,000円分のクオカードが毎年貰えるわけです。(経費は1回100円程度必要)
優待クロス取引は、少額の余裕資金活用法として検討する価値が十分あると考えます。
※実際に信用取引(優待クロス取引含)を行う場合には、委託保証金として最低30万円必要になります。「資金10万円で5,000円分のクオカード~」はあくまで一例として記載しています。
▼筆者が優待クロス取引に利用している証券会社
・SMBC日興証券(貸株料長期1.4% 信用取引のみ売買手数料無料)
・auカブコム証券(貸株料長期1.5% 1日100万円まで売買手数料無料)
・楽天証券(貸株料長期1.1% 短期3.9% 売買手数料無料)
・SBI証券(貸株料長期1.1% 短期3.9% 売買手数料無料)
2024.3.26
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