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大津市庁舎移転計画が進展? 多目的グランドは存続?

 先月、大津市が進めている大津市庁舎の移転計画で、先日新たな報道がありました。候補地として絞り込まれている皇子山総合運動公園と、大津駅・県庁周辺のエリアに関し、市議会の委員会において調査結果が公表されたとのことです。  記事によると、計画がより具体化しました。たとえば昨年の皇子山総合運動公園エリア案では、あたかも多目的グランドなど公園中央部がすべて新庁舎に転用されるような図(下図)が示されていましたが、今回の記事では「テニスコートなどがある一帯を想定」とあります。つまり多目

    • 世襲化した三井寺の長吏 福家俊彦著『三井の山風どこ吹く風』を読んで

       三井寺の辺りをウォーキングすることがあります。拝観料が要る境内には入りません。仁王門の前の、風にゆれる木立を通り過ぎるだけで古刹の歴史を感じることができます。  このお寺はいつも閑散としています。週末も駐車場はガラガラです。桜や紅葉のシーズンはかなりの活況を呈すものの、一年のほとんどはひっそりと静まりかえっています。全国の有名寺社はコロナ禍で拝観者が激減しましたが、三井寺は以前から閑古鳥が鳴いていました。  いささかキツいことを書いています。ですがこの状況は「当事者」も

      • 大津市役所 新庁舎報道の疑問

         昨年6月、大津市は老朽化している市庁舎の移転立て替えを発表しました。10月までに基本構想を策定するとのことで、大津市民のひとりとして、続報を心待ちにしていました。  しかし10月末になっても基本構想の記事は報じられませんでした。我が家の新聞は読売新聞なのですが、11月、12月になっても続報はなく、ようやく下の記事が載ったのは、翌年の1月29日になってからでした。  なぜこんなに遅れたのか。記事によると、基本構想の策定されたのは12月22日とあります。当初の予定より2ヶ月

        • 大津の宮を去った大海人皇子は現大津市役所前を通り小関越えから吉野へ向かった

           大津市の錦織には、かつて都が存在していました。天智天皇がおわした大津の宮です。しかし現在の錦織にその歴史を感じることはできません。住宅が所狭しとひしめきあっていて、点在する空き地が史跡に指定されているだけです。建物の模柱だけから古の都を想像することは、いささか無理があります。  それでも、大津の宮のすぐ西側の山並みは、千数百年前の当時と変わらないはずです。天智は山頂付近に見える千石岩も眺めていたことでしょう。また、この山並みに沿った道は南に伸びていて、大津の宮の中軸線と重

        大津市庁舎移転計画が進展? 多目的グランドは存続?

        • 世襲化した三井寺の長吏 福家俊彦著『三井の山風どこ吹く風』を読んで

        • 大津市役所 新庁舎報道の疑問

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          武村正義氏を悼む 島の関の信号待ちで座り込んでいたムーミンパパ

           滋賀県知事であった、武村正義氏が亡くなりました。93年の非自民連立による細川政権誕生の立役者であり、官房長官や蔵相を歴任した大物政治家でした。一方では、あのひょうひょうとした雰囲気から、とても親しみやすい、政治家らしからぬ方でもありました。  お住まいは滋賀県庁の近くだったようで、引退されてから幾度かお見かけしました。京阪電車の京津線で終点浜大津で降りる際は、となりの席から立ち上がられたときは、とても驚いたものです。京都からの十数分、横におられたのですが、普通の政治家なら

          武村正義氏を悼む 島の関の信号待ちで座り込んでいたムーミンパパ

          不可解! 大津市役所移転最有力地のテニスコートはなぜいま改修されるのか?

           老朽化し、地震で倒壊の恐れがある大津市庁舎について、市は移転建て替えを行うとしています。その候補地として市が最有力とするのは、現庁舎前の皇子山総合運動公園の多目的運動広場です。客観的にみても、他の候補地より一番の適地であることは理解できるところです。  しかし、その多目的運動広場に隣接するテニスコートで、改修工事がいま行われています。移転建て替えがいつ実施されるのかは未定ですが、市の資料(下図)にあるように、このテニスコートはその敷地となってしまうはずです。おそらく数年の

          不可解! 大津市役所移転最有力地のテニスコートはなぜいま改修されるのか?

          大津市役所 移転建て替えへ

          毎日、ウォーキングをしています。 滋賀県は大津市、大津市役所の前を通ることもあります。 独特の外観が気に入っていて、前を歩くととても気持ちがいい。 その庁舎の建て替えが決まったようです。 優れたデザインで、専門家から存続を求める声もあがっていたのですが、築50年を超え、震度6以上で倒壊の恐れがあり、建て替えは以前からの懸案でした。 職員のひとりが、「その覚悟はできている」と語ったこともあります。 また、半世紀前より市域が広がり、業務量が増え、職員は狭いぎゅうぎゅうのスペー

          大津市役所 移転建て替えへ