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心配りの数だけ、きっとやさしくなれる

接客の仕事をしていると、お客様の順番待ちにシビアになります。たとえばレジの混雑時や、アパレルだと試着待ちなど。

自分のカラダはひとつしかないから、混雑したなかで多方面から声をかけられてつかまったりすると、対応が遅れて混乱するあまり最悪誰にどんな対応を受けたかすらすっかり忘れて困らせてしまう、なんてことがまれにあったり…。

僕自身も日常のなかでいきなり順番を抜かされたりすると、嫌な気持ちになります。「こっちだって待ってるのに…!」と思うのは、誰もが経験したことがあるんじゃないかな。とはいえ僕の場合、性格上強く言うことができないので黙っていることが多いんですけどね。逆に「並んでるんですけど!!」とハッキリ言える人は強いと思う…。(笑)

ただ、日本人はそういうマナーに関してはよく知っているはずだから、そういうときって相手もたいてい悪気はないんですよね。


僕は大学生のとき、カナダに留学していたことがあるのですが、向こうの100円ショップでひとつだけモノを買おうと並んだことがありました。

そのときレジが少しだけ並んでいて、目の前にいた男性の方(カナダ人)が僕に「君、ひとつだけ?先に並びなよ!」と先に行かせてくれたのがカルチャーショック(?)を受けたんですよね。

向こうの方は一度の多くの買い物をするからかもしれないですが、でも「日本では一度もそんなこと言われたことない!!」と思ってめちゃくちゃ感動したんです。(けっして日本人がやさしくないと言ってるわけではないですw)

もちろん英語だったから「もしかしたら勘違いかも…」と思ったけど、どうやらやはり間違いではなく、外国の人のやさしさに感動したのをいまでも覚えています。

それ以来影響を受けて、たとえば車の運転中も歩行者を優先したり(ていうかこれ規則ですがw)、電車のなかではなるべくご年配の方や妊娠されている方のために座らずに立つようにしたり、”人に譲る”ことを意識できるようになったんですよね。

以前地下鉄に乗ってるときに、目の前にいたおばあさんにさっと席を譲ると、次の駅でおばあさんが降りる際に「ありがとうね」と言って僕のカバンのなかにみかんを入れてくれたことがありました。(笑)

些細なことではありますが、言葉にしなくても優しさってきっと相手に伝わってると思うんです。もちろん、譲り合えるやさしい人は世の中にはたくさんいるってことはわかっているんですが、どこかこうシビアな部分を払えていないため、もっと社会がよくなっていけばいいなぁなんていうふうにも思います。

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