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一緒に心理学を勉強!【ピグマリオン効果】

どうも、KOUです。

最近心理学についての興味が湧いているので、僕自身の復讐も兼ねてみなさんにシェアしていきたいと思います。
今日、ご紹介するのは「ピグマリオン効果」です。

■概要

「ピグマリオン効果」とは、人間は期待された通りに成果を出す傾向があるということです。
だから、まわりから凄い人だと思われればそのように振る舞うし、できないやつだと思われれば本当に出来ないようになってしまうということです。
一応、厳密にはプラスの意味合いのものを「ピグマリオン効果」と呼んで、マイナスの意味合いで用いる時は「ゴーレム効果」と呼ぶそうです。
正直、名称自体はどうでもいいと思います。
大切なのは、人が周りからの影響を受けやすいということですね。

■実験内容

さて、このピグマリオン効果の実験として2つの実験があります。

∟ ①動物における実験

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1963年ローゼンタールとフォードが大学で心理学の実験で、学生たちにネズミを使った迷路実験をさせるのに、ネズミを渡す際に、
・よく訓練された利巧な系統のネズミ
・まったくのろまなネズミ
といって渡したところ、その二つのグループの間で実験結果に差異が見られた。
前者のネズミを渡された学生たちは、ネズミを丁寧に扱い、後者のネズミを渡された学生たちは非常にぞんざいに扱い、その両者のネズミへの期待度の違いが実験結果に反映されたものとローゼンタールは考えた。

∟ ②人間における実験

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1964年春、教育現場での実験として、サンフランシスコの小学校で、ハーバード式突発性学習能力予測テストと名づけた普通の知能テストを行ない、学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明した。
しかし、実際のところ検査には何の意味もなく、実験施行者は、検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。
その後、学級担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めて、その子供達を見ていたが、確かに成績が向上していった。
報告論文の主張では成績が向上した原因としては、学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたこと。
さらに、子供達も期待されていることを意識するため、成績が向上していったと主張されている。

参照

■活用術

確かになんだか思い当たるものはありますよね。
周りや上司に期待されれば普段以上のパフォーマンスを発揮できるし、どうせだめだろと思っていたら手を抜いて適当にやってしまうといった感じです。
反骨精神があれば、期待されていなくても結果を出せますが、どうせなら期待されている方が楽に結果が出しやすいと思います。

また、期待度が高ければある程度のラインを超えた結果を出せば称賛されるのに対して、期待度が低いと同じレベルの結果を出しても称賛されにくいということもありますので、期待されるに越したことはないでしょう。

と、いうわけでどうやって周りから期待されるかですが、結論は実績を作ってしまうことかなと思います。
一度何かを本気で取り組めばみんながその結果で期待してくれるようになるので、あとはいいサイクルに乗れるというわけです。
もし、自分が管理職や上司の立場にあるならば、なるべく口にだして期待を伝えるといいと思います。
ただし、重荷にならない程度にというのがポイントなので、そこは慣れが必要になりますが。

◆まとめ

いかがでしたか。
人は環境によって影響を受ける生物とよく言われますから環境からいいエネルギーをもらっていきたいですね。
そのためにもまず実績をだす、ここにフォーカスが必要となります。

では。

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