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来週の読書リスト

小説3冊!
なんだかどれも疲れそうだけど…通勤もなくなるので、家かカフェでゆったりリラックスして読めたらいいかな。

①『春にして君を離れ』←NEW

アガサ・クリスティー 著 / 中村妙子 訳

ミステリーがめちゃくちゃ好きというわけではないので、アガサ・クリスティーは未読。『人生を狂わす名著50』で紹介されていたのがミステリー小説だったらもしかしたら読まなかったかもしれない。でも違った。「ミステリの女王」が書いた、別のペンネームを使ってでも書きたかった物語だという。

 自分にとっての正しさは、イコール誰かにとっての正しさなわけじゃないから。相手の正しさにきちんと耳を澄まして、そのうえで自分の想いを伝えるべきだった。
 それはもしかすると、「知性」と呼ばれるものなのかもしれません。自分の正しさを振り返って吟味しようとする、知性。
 『春にして君を離れ』は、そんな知性がなかった場合の正しさを、かくも残酷かつ哀しく描いた物語なんだーー鈍い痛みを覚えつつも、そんなふうに私は考えたりするのです。

『人生を狂わす名著50』

②『ティファニーで朝食を』←NEW

トルーマン・カポーティ 著 / 村上春樹 訳

図らずも二週連続で村上春樹。
こちらも『人生を狂わす名著50』から。

『ティファニーで朝食を』は、5年くらい前に原作を取り寄せて読んだことがある。でも英語だったのでふんわりと雰囲気を感じただけで、たぶんいろいろと詳細を取りこぼしたまま読み終えてしまっている。
ここでまた出会ったのも何かの縁。今度は日本語でじっくり読もうと思う。

③『存在の耐えられない軽さ』

ミラン・クンデラ 著 / 千葉栄一 訳

昨日から読み始めたところ。初っ端から主人公トマーシュの煮え切らない態度とか詰めの甘さとかに全然共感できなくて、ちょっと苛立っている。恋人のテレザもテレザで、甘やかさないでもっとビシッと言ってやればいいのにと思ったりする。
でもお互い惚れた弱みでなあなあにしてしまうのが恋愛なんだろうな、とも思うけど。もしかして恋愛小説読むの向いてないのかな。


▼これまでの読書リスト


以下は、少しずつ少しずつ読む予定の本。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

ここの本ばっかり最近は読んでいる。
こういうふうに出会わなければきっと一生手に取らなかっただろう本を、こうして読んでいる自分ににんまりする。


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