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2021-22 欧州リーグ考察 #11 〜UELグループC編〜

みなさん、こんにちは
コチャTVです。

欧州リーグの考察を行なっていこうと思います。
今夏の移籍市場ではリオネルメッシやセルヒオラモスといった世界的にも有名な選手の移籍が相次ぎ、欧州サッカー市場のみならず世界的にも衝撃を与えました。
この移籍市場を経て、欧州サッカーの戦力図には大きな変化が加わりました。
今回は、UEFAヨーロッパリーグに出場する全32チームの移籍市場を見ていこうと思います。
今回の記事では、グループCを見ていきたいと思います。
なお、市場価格などはtransfermarktを参考にしました。

UEFAヨーロッパリーグ2021-22 グループわけ

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(引用元はUEL公式サイト

グループC

 グループCは以下の4チームです。
  ナポリ(イタリア/セリエA5位)
  レスター(イングランド/プレミアリーグ5位)
  スパルタク・モスクワ(ロシア/ロシア・プレミアリーグ2位)
  レギア・ワルシャワ(ポーランド/エクストラクラサ1位)

 ①ナポリ

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 ナポリです。
 「ナポリ」と聞くとパスタやピザなどのイタリアンを思い浮かべる人とかもいるのではないでしょうか。
 そんなナポリですが、1980年代に2度、セリエAを制した経験があります。また、カップ戦では6度優勝した経験がありますが、2019-20シーズンにカップ戦を制しました。これが直近のタイトルです。

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 ナポリの補強の中で1番大きいのはイタリア代表のマッテオ・ポリターノ選手を完全移籍に移行できたことではないでしょうか。
 市場価格が3000万€の選手を1900万€で買い取れたことはクラブのお財布にも優しいです。右ウイングが主戦場の彼は個人技での突破によるカットインからのシュートも持ち味ですし、チームプレーに徹することもできます

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 ナポリは、ガットゥーゾ監督が退任しました。
 彼は、コッパ・イタリア制覇にも導いた監督ですが、フィオレンティーナに移籍することが発表されましたが、金銭トラブルで2週間で辞任してしまいました。
 今年からは、スパレッティ監督が就任しました。
 彼は、インテルやローマで監督をした実績がありますが、現場復帰は3シーズンぶりとなります。彼の手腕によって新生ナポリがどの程度の躍進を見せるのかも注目です。

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 ナポリの目標はセリエAでのUCL出場権獲得ではないでしょうか。
 セリエAの上位10チームのうちのほとんどの監督が変わりました。そのため、「継続性」というアドバンテージがあるチームはほとんどありません。そのため、スパレッティ監督のナポリも十二分に戦えると思います。
 加えて、UELの上位進出にも期待大です。

 ②レスター

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 レスターです。
 あの、ミラクルレスターから5年が経ちました。
 2015-16シーズンに奇跡の優勝をラニエリ監督とともに成し遂げた際の主力で現在も残留しているのはGKのシュマイケル選手FWのバーディー選手くらいなのではないでしょうか。
 しかし、ミラクルレスターの主力はベテランになっているので、若手を獲得する傾向があります。

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 レスターの日本人選手といえば、ミラクルレスターでも主力として活躍した岡崎慎司選手です。
 前線からのプレスを岡崎選手が行うことで、相手の守備陣に焦りを生むことができます。そして、獲得したボールをバーディー選手などが得点していました。
 また、「数が多い」というわけではありませんが、岡崎選手もシーズンのターニングポイントと呼べる試合で貴重な得点を決めていました。
 そんな、岡崎選手は今季からスペイン2部のカルタヘナというチームに所属しています。

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 先ほど、「若手を獲得」というふうに書きましたが、今季もザルツブルクからダカ選手を獲得しました。若いながらも、欧州での実績が豊富で、個の力が突出している選手です。まだ、スタメンには定着できていませんが、今後スタメンに定着することも十分にあり得ます。
 5年契約という長期契約なので、長い目で見ていきたいです。

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 他にも、ビッグクラブへの移籍の噂もあったベルギー代表のティーレマンス選手ナイジェリア代表のイヘアナチョ選手なども20代前半の若い選手です。
 2選手とも、今後のビッグクラブへの移籍もありえると思いますし、リヴァプールなんかがサラー選手、マネ選手、フィルミーノ選手の後釜として獲得しようとしてもおかしくないくらいの逸材です。

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 他にも、ソユンチュ選手フォファナ選手など4大リーグ以外から獲得した若手の台頭が目立っており、今後は彼らを主力にすることもできますし、逆に高額で売却することで多くの資金を保持することもできます。

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 そんなレスターですが、レスターは日本でも馴染みの深いタイの資本が経営しています。全オーナーが飛行機事故により亡くなって以降は、息子が後を継いでいます。
 優勝して、多額の賞金がレスターには入ってきましたが、「金満」になるわけではなく「若手獲得」→「高額売却」という姿勢は崩していません。
 そのような、堅実な経営方針も安定して上位に位置することができている一つの要因でしょう。

 レスターの目標は上位4チームにあたえられるUCL出場権だと思います。
 プレミアリーグには「ビッグ6」と呼ばれるチームがあり、彼らが上位6チームになることが多かったですが、最近はガナーズの不振などで必ずしもそうなるわけではありません。
 2期連続でギリギリUCLにストレートインできていないのが、現在のレスターですが新生ビッグ6として、躍進を期待したいです。

 ③スパルタク・モスクワ

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 スパルタク・モスクワです。
 ロシアの強豪で過去には、UCLへの出場経験もあるチームです。過去には、ロシアリーグを10回、旧ソ連時代にはソ連リーグを12回制したことがあります。
 しかし、リーグタイトルに関しては、日本と同じ春秋制であった1996、1997、1998、1999、2000、2001シーズンにはリーグ6連覇を達成し国内には敵がいない状況でした。しかし、ヨーロピアンスタンダートでもある秋春制に移行した後は、2016-17シーズンの優勝のみとなかなか国内王者の座には輝くことができていません。
 もともと、ロシアは地方によっては多くの積雪があることもあり、冬場には約2ヶ月の中断期間があります。
 前半戦と後半戦でチームの調子が完全に変わる可能性があるのもロシアリーグの面白さだと思います。

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 今夏の移籍市場では、PSVに所属する堂安律選手の獲得に興味を示したという情報がありました。しかし、獲得は実現せず、今季のスパルタク・モスクワに日本人選手は所属していません。
 過去には、日本人選手が所属していたことがありました。
 現在、柏レイソルに所属しているイッペイ・シノヅカ選手(篠塚一平選手)です。彼は、日本とロシアの2重国籍であり、過去には年代別のロシア代表に選出されたこともあります。
 その後、横浜Fマリノスに加入し、大宮アルディージャを経て今季から柏レイソルに所属しています。

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 今夏の移籍市場で1番大きい補強はナイジェリア代表でもあるモーゼス選手の完全移籍への移行ができたことでしょう。
 彼は、若くしてチェルシーに買われ、主力としてチェルシーでプレーしていた時もありましたが、その期間の多くは期限付き移籍によって過ごしていました。そんな彼も、もう30歳となったベテランということもあるので、完全移籍での放出となりました。
 今季も中盤の底や右サイドで主力として活躍すると思いますので、20代が多いチームにベテランならではの安定感をもたらしてくれることでしょう。

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 そんな、スパルタクですが目標はまず国内王者の奪還でしょう。
 ロコモティフやCSKA、ゼニトなどの名だたる強豪がロシアリーグにはいますが、戦力的にも勝負はできるはずです。
 今夏から新しく就任したルイ・ヴィートリア監督の元、チームが躍進を見せてくれることだと思います。ベンフィカやアル・ナスルの監督も経験はありますが、どちらも「国内の強豪」という難しい状況の中で、1試合平均勝ち点2以上をキープしているので、今季のスパルタクが優勝争いに絡んでくることは間違い無いでしょう。

 ④レギア・ワルシャワ

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 レギア・ワルシャワです。
 ポーランドリーグに所属しているチームで、国内リーグは2連覇中です。他にも、グルニク・サブジェやレフ・ボズナンなども有名なチームです。

 レギア・ワルシャワには、日本人選手が在籍した経験があります。
 現在、韓国の大邱FCでプレーする西翼選手です。彼は、専修大学出身で大学卒業後にポーランドにわたって、プロサッカー選手になりました。

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 レギア・ワルシャワはサポーターが熱いことでも有名です。
 過去には、熱すぎてUEFAから罰金の制裁を受けたこともあります。しかし、その制裁に対し、怒ったサポーターが「超え太った豚野郎」という横断幕をスタジアムに出したこともあります。

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 そんな、レギア・ワルシャワの最優先事項は国内タイトルです。
 国内タイトルを取ることで、有望なポーランド人選手を獲得して、ビッグクラブへ売るビジネスプランをさらに確立することができるでしょう。

まとめ

 今回は、UEL2021-22のうち、グループCに関してみていきました。
 グループCはレスターとナポリが上位争いをすることが予想されます。しかし、両チームとも最優先事項は国内リーグになると思うので、UELにどの程度の力を注ぐのかは不透明です。
 しかし、ノックアウトステージに進出すると、強豪チームがでてくるので主力が出てくると思うので、注目したいところです。

最後に

 今回は、記事を見つけていただきありがとうございます。
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