ADHD中学生の僕が発達障害の食事療法に挑戦してみた

バランスの良い食事で体調を整えることは発達障害の人にとって重要です。


食事の内容が脳と体のパフォーマンスに影響を及ぼすからです。

そこで発達障害の人に特に有効な食事を考え実際に調理してみました。
今回注目したポイントは以下3点です。

①DHA ・EPA(オメガ3)
②腸活
③セロトニン

①DHA・EPA (オメガ3)

ADHDと、EPA、DHAを初めとする必須脂肪酸の関係は、アメリカではよく研究されているようで、それなりの数の論文があるようです。
EPAとDHAによって確実にADHDの症状が改善するとまでいえます。

DHAは脳の細胞の中に入り脳細胞を柔らかくし、情報の伝達性をよくさせるとともに、細胞を活性化させます。

発達障害は脳機能障害なので、脳の働きを活性化させるオメガ3は有効である可能性が高そうです。

「オメガ3脂肪酸」は植物や魚に多く含まれていますが、人間が体内で合成することはできません。

ですので食事から摂取する必要があります。

②腸活

自閉症児の腸内環境を改善すると症状が緩和された研究結果もあります。

アメリカのある統計では自閉症の症状のある子どもの3割から5割が消化器系の症状も抱えていると言われており、自閉症の症状が重たい子共程、腸内環境が乱れていることが分かっています。

このような研究から自閉症と腸内環境の相関関係はほぼ確実なものとしてみることができるでしょう。

腸は「第二の脳」と言われています。

腸の不調は脳に反映されているので、発達障害の人は腸活をするのはマストと言えるかもしれません。

③セロトニン

神経伝達ホルモンである「セロトニン」の90%は、脳と腸の協力で作られていることが明らかとなりました。トリプトファンが腸内細菌の働きでセロトニンのもとを作り、それが脳に届くとセロトニンとなります。

セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンの暴走をも抑える働きがあり精神を安定させてくれます。

セロトニンには腸の動きを活発にし、自律神経のバランスを整えて、心を前向きにする作用があるとされています。

セロトニンを作るのに必須アミノ酸のトリプトファンが必要になります。

トリプトファンは体内で生成できないので、食事から採らなければいけません。


以上を踏まえ、DHA・EPA(オメガ3)を」摂れて、セロトニンを増やし、腸活にいい献立をコツムサ自ら調理してみました。


献立

鯖の味噌煮

小松菜の煮浸し

納豆ご飯(玄米ごはん)

バナナヨーグルト

①DHA・EPA(オメガ3) 鯖の味噌煮

青魚に豊富に含まれる

②腸活 納豆ご飯(玄米ごはん) バナナヨーグルト 小松菜の煮浸し

ヨーグルトと納豆は善玉菌を多く含む。
バナナはオリゴ糖を多く含む。
小松菜などの不溶性食物繊維も、大腸の水分を吸収して便を増やす、腸を刺激することでぜんどうを促進して便の排出を助ける

③セロトニン 納豆ご飯(玄米ごはん) バナナヨーグルト 鯖の味噌煮

大豆製品、乳製品、バナナに多く含まれる。鯖に含まれるビタミンB6は脳内でのトリプトファンの剛性を促進する。

オマケ




僕は元々頑固な便秘体質でした。


便秘は、腸内に腐ったものを長期間溜まった状態。

腸内に悪玉菌が増え、有害物質が全身に行き渡ってしまいます。

便秘解消のお茶「モリモリスリム」を飲んでから便通がスムーズに改善しました。

ポイントは「量」です。

飲みすぎると下痢になるので、デミタスカップ1杯の少量を飲んでいます。

エゴマ油も納豆ご飯にかけて食べています。

毎日魚料理を食べているわけではないのでオメガ3を手軽に補給できて、さらに納豆ご飯が美味しくなってオススメです。

【まとめ】

食事療法をしたからといって、すぐ発達障害が治るわけではありません。

しかし、脳の機能を高め、体調を整える事ができれば発達障害の症状を和らげる効果がありそうです。

調理時に楽しかったことは切ったり移したりなど全般的に楽しかったです。
大変だったことは調味料を混ぜることと野菜を移すことです。
今後は栄養を考えながらまた作っていきたいと思います。

               


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