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映画メモ1 (ネタバレあり)/アラジン

記念すべき1投稿め。


アラジン最高!!★★★★☆

まずは映画として感じたこと。

画が派手!一瞬も飽きない。アラビア系の衣装に身を包まれたアラジンくんとジャスミンちゃん。それだけでも異世界感あって見応えあるのですが、ジーニーは青いウィルスミスだし、トラ出てくるし... ショーを見ているかのような満足感。ちなみに私は、映画好き、ミュージカル好きというのもありますが、映画館で3回鑑賞して毎度感動して、ストレスを発散させていたのでした...笑

ミュージカル部分、かなり演出凝っていましたよね。

特にアリ王子の行進のシーン豪華だったよね。人と動物の数よ、、、あのシーンは“アホールニューワーーーーーールドーーーー”のシーンで有名な絨毯で散歩?に出かける場面よりも個人的には興奮度高かったです(笑)

音楽自体も良い!アラビアンテイスト。迫力あって音楽/ミュージカル/劇団大好きな筆者からすると、堪らない。世界観に没入間違いなし🥺

キャスト。
ナオミ・スコットお美しいね。眼福だった。ウィルスミスもいいよね。キャラと一致してるよね。青色似合ってた(笑)

さて次は内容の振り返り。

大きく2つ。

人の欲についての考察

自分より親友の願いを優先する、強い心の持ち主アラジン。きっと自信があるとは、こういうことなのだろうな。

アラジンと言えば、魔法のランプ。
ジーニーは、ランプの持ち主が3つの願いを叶えたとしても幸せになれないことをこれまでたくさん見てきています。
人間の真理ですよね。
1つ手に入るともっと欲しくなっちゃうっていう、際限ない欲望。わたしももちろんその汚い局面を持った人間の1人なのですが...


ここを面白おかしく表現できていて、重くならないあたりさすがディズニー、さすがジーニーと言った感じで...🧞‍♂️

一方で、アラジンは、冒頭にも書いた通り、最後の願いを友達のジーニーの願いを叶えるために使うんですよね。
アラジン、君ほんとすごいよ、偉すぎるよ、、、泣いた。ボキャ貧、、、笑


ランプを使えば即座に欲しいもの(ジャスミン)が手に入る、ただそんなインチキでいいのか?という葛藤。アラジンとジーニーの対話な中によく現れていたと思います。

嘘(ランプの魔法を使った見せかけ)で幸福を手にすることができたとしても、それは永遠に続かない。

しかし、それを分かっていても目の前に落ちた瞬間の快楽に負けてしまうのが人間の面白さであるとも思っています。忙しかったり、豊かであることに慣れてしまったりすると忘れてしまうことです。

ディズニー映画ってこういう人として大切な道徳律を思い出させてくれるから、好きなんです。忘れたくないものです。

巷でよく言われる浮気や不倫、パパ活等も本質的には同じなのかなと思ってます。でも虚しくなるだけでしょう?

アラジンも途中揺らいでいたけど、自分を取り戻してくれて良かった。本当に欲しいものを手に入れるために、自分にも本当に好きな人にも嘘をつき続けることほど、虚しく悲しいことはないと思います。筆者もアラジンのように強い心を持ちたいものです。


現代社会の女性についての考察

映画を観た方は、
今回のアラジン、現代の問題感をかなり反映させているなーと気づいたかと思います。

女は美しければいい女は黙っていろ

多少極端な表現ですが、このような話がジェファーやジャスミンのお父様から出ますね。うわぁ、わかりやすい、、、、って思ったけど。笑

それに対して王女ジャスミンは、わたし以上に民のことを思っている人間がいるのか=わたし以上にサルタン(王)に相応しい人間がいるのか、と強く主張します。

女だから、男だから、など性別に関係なく、中身で判断しよう、というのは現代社会の主張かと思います。現代の文脈は至極最もだと私も思っています。生物学的な性差はあれど、能力は性差ではかられるものではない。その通りだと思います。

#MeToo運動  やエマワトソンのフェミニズム演説など記憶に新しいですが、

ただ、、、、


今の社会、女性でも活躍できるんだ!!!って言い過ぎダヨォぉぉ

筆者は女性ですが、まずそのような性差を意識した発言がなされてしまうことが、女性(男性)が弱く劣った存在であることを暗に認めてしまうことになると思うんですよね。前提が女性=弱いになってるんですよ。

そこの意識を払拭させていきたいのはわかるので、映画中では男女平等がさも当たり前のようなテンションで描かれていたら良かったかなと思います。
難しいとは思いますが。ちょうど今はそういった意識が定着していく過渡期なんだと信じています。


社会規範が反映され、現代社会について考える機会を与えてくれる映画は趣深いですよね。原作にはないストーリーがあったり、時代に合わせた背景設定がなあったり、映画を観ることでたくさんのことに気付かされます。ディズニーは古典的な印象が強いので、現代社会を反映した攻めた背景設定には好印象でした。


最後に、映画中で私が一番気に入ったセリフを書き記して置きたいと思います。


ラストのシーン。ジャスミンはお父様からサルタンの後継を認められて、身分違いの結婚を実現可能にします。

そして、ジャスミンは結婚が叶わないと身を引いたアラジンを呼び止めて抱きつき言うのです。

「私がつかまえた」


可愛い!!!!私もこんなプロポーズをしたいヨォ!!!

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