関わり合い方が教育になる時代?
今朝、泣いてる声が聞こえてきて、娘と外に出ると黄色い帽子の一年生でした。娘っちが知っている1年生。
6年生がケアをする学校なので、数名の6年生がケアしている様子をそばで見守っておりました。
娘っちは3年生、1年生の1年間、泣きながらだったし、毎日校門まで送る日々だったので、泣いてるお子さんの気持ちがわからないでもない。
2年前はこんな日々。
運動会直後で、クラス内もざわついていると思うのね。
そりゃー敏感なお子さんは、いろいろ出るよね。
敏感に周囲の環境に反応しなくとも、少しずつ積み重なっているタイプもいるし、経過の上手なお子さんもいる。
3年生になった娘は、かなり言語化ができるようになり、学校に行きたくない感覚を伝えられるようになっている。
そんなタイミングでアクロストンご夫妻の記事に感銘。
以前から、性教育の記事を参考にさせて頂いており、いつかお話を聞きに行きたい!と思っています。
小学4年生のお嬢さんのお話です。
「みんなの学校」という映画を私は知らなかったのですが、
現代社会における育児、教育に関わるヒトはみておいた方がいいのかな?と感じた予告編です。
幼稚園を回っている中でも、本当にいろんなお子さんがいるし、
小学校での環境にうまく適応できる、できない、も幼稚園の頃にうっすらその影が見えていたりします。
公立小学校の教員が足りていない、というのはよく耳にする話ですが、
これだけ多様化した時代に、1クラスの人数は多いな、と感じています。
教室もかなり窮屈に感じていたり・・・
そして、一番気になっているのは、新規採用の先生が突然担任を持つということ。
昔は、それでなんとか成り立っていたかもしれませんが、現代社会の中、これだけ多様化している中で大卒がいきなり現場で担任持つという「プレッシャー」ですよね。
先生たちの思いも聞き出したくなる気分です。
そして、その「不安」のまま教壇に立てば、敏感なお子さんはキャッチするのも早いです。
本当に「何からはじめればいいのだろうか?」と、立ち止まってしまうイチ、保護者です。
アクロストンご夫妻の記事の中で、お嬢さんと理想の学校について話し合った内容が書かれているのですが、引用させて頂きます。
設備、システム、服装など
・机は丸く設置。話し合いしやすいように。ただし、話し合いするとき以外は机に座らなくても良い。
・ビーズクッションとかソファとかくつろげるスペースが沢山ある。一人になりたいとき用についたてで囲まれたスペースもある。演習問題や調べものなどはそのようなところで自由にやってよい。
・タブレットは一人1台。時間割や先生からの連絡、プリントなどはタブレットに配信。
・学校内にwifiあり。
・図書室はいつでも行ってよい。ひとり5冊まで、いつでも借りられる。
・校庭は広いほうがいい。できたら、小さい滝とかあると良い。
・校庭の遊具は多め。
・ボルダリングの壁が欲しい。
・1クラス15~20人で1学年2クラスぐらい。
・担任は1クラス2人。それぞれの得意分野は違うように配置。
・ノートや文房具は自由。好きな物を使ってよい。(墨はこぼすからダメ)
・ノートに何をかくか、ノートをとるかとらないか、は自由。あくまで自分のためのメモとしてノートを使う。ノートチェックなどはなし。
・レポートや提出物は手書きでもデジタルでも可。
・校庭に畑がある。栽培したいものがある人が栽培する。それらの植物を理科の授業とかで他の子が観察したりするのは可能。
・畑には自動水やり機を導入(学校が休みの時に生徒も先生も世話しに来なくて良いようにね!だそう)
・クラブ活動や委員会活動は任意。1年生から参加可能。
・きれいな水道があり、お茶のサーバーもあってマイコップで飲んでよい。
・服装は自由。
・ランドセルでなくリュックで良い
・教科書はすべて置き勉可能。何を置いて帰るかは自分で考える。(昨年、置き勉可能になってからも何を置いて行って良いか先生の指示があり、結局多くの物を持ち帰らなければならなかったので)
この内容が、もうまさに、いつも夫と「発々こどものからだ塾」を通して伝えている事ばかりで共感しております。
私たちは、カラダの発育発達や運動の視点から、こども達と接しているので、学校の設備に関して、いつもアイディアがあるんです。
こうだったらいいな、的な・・・
それこそ、小学校のPTA講演会でいつもお伝えして帰るのですが・・・
教室の後ろに、バランスディスクとか、何かバランス遊びをするグッズを自由に使えるようにして、休み時間1分でもいいから緩めてほしい、と。
こういった設備って教育がファシリテーションになっていくと、うまく連動するのかもしれないなぁ、と感じています。
夫の妹から教えてもらったエンタくん
こんなグッズを使った授業なんて面白いと思う。
教育を変えたい!というのとは、ちょっと違うのかもしれないけれど、
確実に、公立小学校の変革が求められていると感じてます。
どのような環境でも生きていける、雑草のような力強さを身につけてほしいなぁ、と思っているけれど、学校は特殊な場所。
先生の思いもあるだろうし、先生と生徒のつなぎ役が必要な時代なんじゃないかな・・・・。
PTAって、そこをサポートする役割になっていけば、丸く収まる気さえしています。
しなくていいPTAの仕事ってあると思うし、実際に必要なところに手を貸していく。
PTAが学校に関わって行ってもいいんじゃないかなぁ・・・
関わり合い方が教育になっていく。
そんな時代なのかな。