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#トヤマビト。Vol.05

富山には、自分らしくいきいきと活動する魅力あふれる人たちがたくさんいます。

知れば知るほど好きになる。

そんなトヤマビトたちとの出会いと発見を、みなさんと分かち合いたい。


第5回目 八尾の美人女将といえばこの人。

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株式会社 OZ Links(オズリンクス)
代表 原井 紗友里(はらい さゆり)氏

です!👏ぱちぱち!

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グラフィックレコーディング:misaさん


▶ まんでグローバル女将

富山市出身で、教育を専攻する都内の大学へ進学。
卒業後は中国の日本人学校で教師を4年間勤めていたグローバルな原井さん。

帰国し、改めて富山県の海や山の美しさや資源の豊かさに気付く。

文化的な暮らしや景色に惚れ込んだ八尾を拠点としビジネスを始める。

現在は
・一棟貸し宿泊施設 越中八尾ベースOYATSU
・着物アップサイクルブランド tadas
を展開している。

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石畳の街並みに馴染むoyatsu
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明治5年の蔵を改装


▶ 自分ができることは何だろう?

原井さんは起業する前、富山の魅力を世界に発信したいと、
富山県が開講している『とやま観光未来創造塾』のグローバルコース1期生として入塾。
岐阜県飛騨の美ら地球(ちゅらぼし)へ半年間の住み込み研修で観光ビジネスを学びました。

講習って、受動的なものが多いイメージ。
でも、ここでは主体的にならないといけなかった

常に主体的に考え、「課題発見能力課題解決能力をそこで学んだ」と語る原井さん。


今年、富山県内にも広く蔓延した新型コロナウイルス。

卒業式や入学式はできないし、学校はどうなっていくの?
子どもたちになにかしてあげたい。私たちができることはあるだろうか。

全国的にマスク不足となっていた春。

原井さんは tadasで扱っている着物生地を活用し、縫子さんと共に子ども用のマスクを開発。
八尾小学校の児童300名分を作製してプレゼントしました。

・・・なんて素晴らしいんだ!

教育の道を歩んできたのもあって、力になりたいと思った。

と話す姿は凛としていました。

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着物を現代ファッションや小物へ生まれ変わらせるtadas

今どんなことが求められていて、それに対して自分は何ができるのだろうか。

原井さんはまさに課題発見能力と課題解決能力の学びを形にし続けていました。

また、着物アップサイクルのマスクはその後改良を重ね、大人用も販売されています。
おしゃれな和のテキスタイルやシルクの肌触り、そしてアウトドアのときでも快適な着け心地で、現在も大人気となっているそうです!

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私もtadasマスクを愛用中。きれいな形!


▶ 糸がよりあう場所、八尾

ご縁に恵まれている人生を歩んできたと感じる。
中でも鶴瓶さんとのご縁はとても印象的だった。

OYATSUが開業して半年が経った2016年12月に『鶴瓶の家族に乾杯』というテレビ番組で鶴瓶さんが偶然ふらりと訪れた。

“縁は努力”という言葉を色紙に残していってくれた鶴瓶さんは、
OYATSUの開業1周年のときに電話をかけてきてくれて、お花も贈ってくれたそうです。

一期一会を大切にして、“縁は努力”をちゃんと実践されていることに感動しました。益々ご縁を大切にしていきたい。

また、OYATSUで着付け体験をしていた様子が放送されていたのを観て、全国からたくさんの着物の寄付が寄せられたとのこと。

アップサイクルブランドのtadasが生まれたきっかけにもなったそうです。


ちなみにtadasは漢字で“糺す”と書く。

糸(ご縁)がこの八尾の地でよりあう という想いもこもっている。
アルファベットにしたのは世界へ発信するため!

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八尾は養蚕が盛んだったので、お蚕様を祀る神社があるそうです。

絹と一緒に生きてきた八尾のまちの歴史にも寄り添っているのですね。

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なんと、『鶴瓶の家族に乾杯』に再び原井さんが登場するそうです!

リモートで会話しちゃうんだとか?!

放送は2020年12月14日(月)19:30からNHKにて。

鶴瓶さんに感謝の気持ちを伝えたいと目を輝かせていた原井さん。

観なきゃ!楽しみ!


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
バックナンバーもぜひご覧ください。



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