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【HATCHスタッフ取材】このまちは、青春時代の思い出の場所。

こんにちは!富山からチャレンジする人たちを応援するインキュベーション施設HATCHです。HATCHを熱い想いで盛り上げる運営スタッフをご紹介します。

■ 今泉大哲(いまいずみだいてつ)さん
富山県富山市出身。大学を卒業後、日本海ガス株式会社に入社。
日本海ガスでは管理部門、ガス供給部門を経て営業部門にて新規サービスの運営、広告関連業務に携わる。
また、第1回北陸ビジネスプランコンテストではメンターを経験。
2021年1月より日本海ラボにてHATCHの運営、新規事業の創出に従事する。

今回は、HATCH管理人の今泉さんをご紹介します!

ーーー2020年12月にHATCHがオープンして一か月後に今泉さんはHATCHにJOINされましたが、当時はどんなお気持ちでしたか?

今泉:僕は新卒で日本海ガスに入社して、いままでガス関連のお仕事しかしていなかったので、新規事業のお手伝いの経験がありませんでした。
なにをすればいいのか、どうしていけばいいのか、全く白紙の状態だったので不安でしたね。

ーーー今泉さんにとってHATCHは大きな環境の変化だったのですね。いろんな世代や業種の人たちが集まるHATCHとの交わりの中で感じたことを教えてください。

今泉:当たり前の話なのですが、本当にいろんな人がいていろんな考え方があるなと改めて感じました。

長い間ひとつの組織の中で仕事をしていると、関わる人たちも気づかないうちに限定的になっていたのかなと思います。

世代も業種も多様で、さまざまな活動をされているみなさんと出会って、ものの捉え方も全然違うのだなと強く感じました。

ーーー関係性が一気に広がって発見の連続だったかと思います。HATCHで一年間活動をされてきた中で印象的だったことはありますか?

今泉:2021年12月にHATCHが一周年を迎えて、記念イベントを開催しました。HATCHをご利用いただいたことがある方も初めての方も、たくさんの人たちが足を運んでくださいました。

一周年記念イベント当日の受付の様子

一周年記念イベントで行ったワークショップの会場はものすごくパワーが溢れていて、異様なくらいの熱気でした。

中央通りに人が集まる仕掛けを考えるワークショップ

想いのあるパワフルな人たちが、これだけたくさんHATCHに集まってきてくださったのを目のあたりにして、一年間の活動が形になってきたなと感じた瞬間でした。

ーーー嬉しいですね。今泉さんご自身の中での変化はありましたか?

今泉:僕も富山を盛り上げたい、もっとまちが元気になったらいいなと以前から思っていたのですが、自分事になりきれていませんでした。

HATCHで新しいことにチャレンジしている人を見ていると、思っているだけではなくて自分がなにかアクションを起こせば協力してくれる人たちがどこかに必ずいて、ほんの少しの変化かもしれないけど形にできるきっかけになるのではないかなと感じるようになりました。
個人の発信だとしても、変化を生み出せると感じています。

ーーー「まち」というワードが出ていますが、今泉さんは富山のまちなか育ちだそうですね。まちの思い出を教えてください。

今泉:中学・高校時代は学校が終わった後に友人たちと自転車に乗ってふらふらと中央通りあたりで遊んでいた世代です。

今は静かな商店街ですが、当時は人がたくさんいて賑わっていました。今の若い世代のみなさんには都市伝説のように聞こえるかもしれませんが。

「まちに行けばなにかおもしろいことがある」という印象でしたね。用事が無くても足を運べば誰かに会える。新しいお店やおもしろいことがある。

今は総曲輪通りにファッションのお店が多いけど、以前は中央通りにもたくさんファッションのお店がありました。
僕は服が好きなので、買うわけではないけれど一通りお店を回って服を見て歩くといったような青春時代を過ごしていました。

ーーー以前から富山を盛り上げたいと思っていたとのことですが、なぜそう考えていたのですか?

今泉:大学は県外に進学していて、就職で富山に戻ってきた時に、中学・高校時代の頃のまちなかの賑わいとのギャップに驚きました。急にまちがしょんぼりしているように感じました。

富山を離れている4年の間に、郊外に大型商業施設ができて人が離れていったタイミングでした。

まちは、青春時代の思い出の場所。このままではもったいないなと心の片隅に抱いていました。

現在の中央通り

ーーーまちなかに拠点を置くHATCHにご縁があるのは、運命を感じますね。

今泉:HATCHに来る半年前に、たまたま実家を出てまちなかにアパートを借りて住み始めていました。運命といったら大げさですが、どんどんまちなかに吸い寄せられているなと感じましたね。

HATCHに来てから、まちをなんとかしたいという想いを持つ人が自分の他にもたくさんいると知ることができたことも嬉しいです。

中央通りにて、HATCH運営メンバーと。

ーーーこのまちは個性的な人がいて面白いし、美味しいお店もたくさんあるし、居心地がいいですよね。人が集まってこないのはもったいない。今泉さんはHATCHを拠点に、今後どんなアクションを起こしていきますか?

今泉:この一年でHATCHを目的に中央通りに来てくださる人も増えてすごく嬉しいです。

次の一年は、もっと中央通りの人を巻き込んでいきたいです。
近くのお店との関係性はあるのですが、その関わりを中央通り全体へHATCHからいろんな人に声を掛けておもしろいことをやっていけたらいいなと思っています。

今年は繋がりをつくり、ゆくゆくはみなさんを巻き込んだ大きなイベントを開催して、人がたくさん中央通りに集まってきてくれると嬉しいです。

ーーーありがとうございます。これからも一緒にHATCHからまちを、富山を、盛り上げていきましょうね!現在今泉さんが運営事務局をとっても頑張っている「第4回 北陸ビジネスプランコンテスト」もぜひチェックしてみてください!

HATCHでは日々の活動をSNSで発信しています!

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