富山の漁師の本気を見た!富山オタクがホタルイカ漁船に潜入取材。
こんにちは!
毎日「富山のことをもっと知りたい!」と富山愛が止まらない“富山オタク”ことちゃんです。
春になると、富山のスーパーにはホタルイカがズラリと並び、富山県民の胃袋を喜ばせています。
そして浜辺では、網を持った大人たちが夜な夜なホタルイカ掬いを楽しんでいます。ホタルイカよりも人が湧いてる!なんて日もチラホラ。
富山の漁師さんは一体、どんな風に大量にホタルイカを採っているの?
浜でのホタルイカ掬いだけでは満足できず、ついに富山オタクは漁師さんを追いかけて沖へ繰り出しました。
今回、ありがたくもホタルイカ漁にご一緒させていただいたのは四方漁港の「共宝丸」さん。
漁師さんたちが集まる倉庫は「お、おはようございます!」とあいさつに力が入ってしまうほどの空気感。
最初はドキドキしていましたが「よろしくお願いします、いつも通りの雰囲気でお写真も撮らせていただきますね!」と話すと、漁師さんたちのお顔もパッと笑顔になって「いつも通りはまずいかもな~!いい感じでかっこよく撮ってくれよ!」とワハハと笑いが起こり和やかな雰囲気に。
船へ乗り込む前も「今日は波がないから、初心者には乗りやすくてよかったね」と親切にいろいろと教えてくれました。
仕掛けてある定置網のもとへ船を走らせます。
定置網に到着すると、漁師さんたちが一斉に網を手繰り寄せていきます。
網を持ってみましたが、当然のごとく固くて重い!
ホタルイカはまだかな~と海面をのぞき込んでいると・・・
「いたぞ!ねえちゃんこっちこっち!」と漁師さんに手招きされ、たもを振りかざし一匹目をゲット!
網を手繰り寄せていくと、ホタルイカの姿もどんどん見えてきました。
たくさん掬える!と喜んでたもを振りかざしていると、「そろそろ危ないから後ろさがってね~!」と漁師さん。
・・・危ない?
「はい!」と引っ込んでいると急に激動のホタルイカショーが始まりました。
「!????!?!?!?!??!!」
どデカい網の中には大量のホタルイカ!!!
「ひと掬い200キロくらいあるぞ」と笑う漁師さん。
私たちがたもで掬って喜んでいた量とは比にならないビッグバン。
大きな網が船の上を何回も行き交います。
こうやってたくさん採れるんかい!と心の中で盛大にツッコミを入れる富山オタク。
ま、漁だし、そりゃそうなるよな。
たもで楽しく掬わせてくれた漁師さん、やさしい。
「ホタルイカ以外の魚も交ざるから、ちゃんと分けないといけないんだよ。これに結構時間かかるんだよね」とのこと。
掬い終えると鳥たちがおこぼれをガツガツおねだりにやってきました。
「最初は可愛く見えるけど、毎日来られるとうっとおしいぞ!」と言いながらも鳥に魚プレゼントする漁師さん。やさしい。(2回目)
船から降りると、すぐさまホタルイカの選別に取り掛かります。
「ホタルイカちょっこし(少し)持っていかれ!あとイカも!」と、盛り盛りのおすそわけをいただきました。漁師さん、とことんやさしい。(3回目)
本当にありがとうございます!!!
共宝丸には20名ほどの漁師さんがいらっしゃいました。
専業の漁師さんが4名、他の方は兼業の漁師さんだそうです。
漁師さんの担い手不足、高齢化が進んでいるとのこと。
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それにしても漁師さんたち、やさしかった・・・!(4回目)
私たちが家庭やお店で美味しくいただいているホタルイカは、漁師さんたちのパワフルな手仕事があってこそ楽しめている春の味覚なのですね。
両手を合わせて「いただきます」!
富山オタクは日々富山のことをつぶやいています。