#トヤマビト。Vol.09
富山には魅力あふれる人たちがたくさん。
知れば知るほど好きになる!
そんなトヤマビトたちとの 出会いや学びを
ぽつぽつと書き記していきたい。
第9回目は 高岡のことは何でも知っている!Google高岡版🔍
4代目店主 國本 耕太郎(くにもと こうたろう)氏
です!👏ぱちぱち!
(グラフィックレコーディング:misaさん)
▶ 長く愛されるために
創業明治42年の漆器くにもとは、高岡で長く愛されているお店。
重伝建に選定されている“山町筋”の趣のある街並みの中で、
高岡ならではの伝統工芸やクラフトの『いいもの』を私たちに魅せてくれている。
國本さんはデザインを学んだ経験を活かし、時代の変容にも馴染むような商品の企画も行っているという。
職人さんたちの手仕事で生み出された『いいもの』を長く使ってもらいたい
少しでも多くの人に『いいもの』を手に取ってもらうため、さまざまな取り組みに励む國本さんの想いは熱かった!
📷:日常使いができるアイテム♪
📷:くにもとオリジナルの螺鈿のSDGsバッジも!
▶ 作り手へのフィードバック
うちはお店で販売もしているから、エンドユーザーの反応を直接見ることができる。
でも職人さんたちってそうじゃないよね。作っているだけだとお客さんの反応がわからない。
職人さんにはどうフィードバックしているのか、と尋ねると
10年程前に工房見学を積極的にはじめました。
工房めぐりとかツアーを企画して、実際に作っている工程をお客さんに見てもらう。
そうすると「かっこいい」とか「想像以上に手間がかかっている」とか、お客さんが口に出すくらい実感してくれる。
そんなフィードバックを直接もらうと、職人さんたちが照れくさそうに喜ぶ。かっこいいこと言っちゃったりもする。
そういう姿を見ると僕も嬉しいです。
職人さんたちは普段、自分たちのやっていることを過小評価しているけど、いつも本当に素晴らしいことをしている。胸張ってやってもらいたいです。
工房見学の予約を入れると、いつも散らかっている工房がとってもきれいに片付けられる光景がおもしろい、と楽しそうに話す國本さん。
見られても恥ずかしくない工房を意識するようになる。
それに、誰かに自分の仕事のことを話すことで整理されていきますよね。
職人さん自身に、いろいろと見えてくるものがあると思います。
工房見学はお客さんのためだけのものじゃないということを改めて学びました。
お客さんだけでなく、作り手のモチベーションも大切にする。
そんな職人さんへの愛を感じました。
▶ 若い世代へ繋ぐ
高岡の伝統産業は横の繋がりが強い。若い人にエネルギーがあります。
独自の伝統産業青年会もあって、みんなで一緒に事業を進める。
戦友みたいなものですね。
僕たちが誇る伝統産業の技術を絶対に絶やしたくない。
みんな、想いは同じです。
若い世代へ想いを繋ぐためにも、大学生との交流も盛んにおこなっているのだとか。
例えば、高岡の秋の工芸イベントといえば『高岡クラフト市場街』!
私も毎年楽しみにしているイベントです。
📷:高岡クラフト市場街は県外からも人が集まる人気ぶり。
もちろん國本さんは仕掛け人の一人。
このイベントには大学生も運営側に積極的に携わっているという。
学生との交流は大切にして、高岡を知ってもらうようにしています。
一緒にイベント運営をしたり、伝統産業を教えたり、みんなでごはんに行ったりするうちに高岡を好きになってくれる。
「富山で就職しなくてもいいから、県外でちゃんと高岡のことアピールしてこいよ!」って言っています!
全国から高岡に興味を持って来てくれる人を増やしたいです。
地元に染まりすぎず、外から常に新しい空気を取り入れたいですしね。
自分もそこは足を引っ張りたくないとは思っています。
まさに、“高岡のみんなの頼れるお兄ちゃん”ですね。
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國本さんの趣味は釣りやハンティング!もっぱらアウトドア派なんだとか。
伝統工芸をアウトドアと掛け合わせた『artisan933』を仲間と共に2019年に創業。
アウトドアの切り口で高岡の伝統工芸世界へ発信していくとのこと。
伝統産業を絶やさないための國本さんの挑戦は続く・・・!
今回のインタビューを通して、高岡の伝統産業のことをもっと知りたくなりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます🌷
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