それでも彼らは

【自傷に対する考えが含まれますが決して自傷を推奨するわけではありません】

私が激しい自傷癖があって、命がなんたらと口出ししてくる輩に対して、毎回「死なないから」と平然と返し、痛いでしょ!とキレられて痛くないと至って冷めた口調で返していたことをふと思い出した。

今も昔も命に関わる自傷はしないのは、自傷道具を全部取り上げられて自傷できなくなるのが嫌だからだ。私の自傷はある意味計画的で極めて合理的だ。

入退院を繰り返していた私は、「看護師さんが血を取れるところはさすがに切ったらヤバイ(二度と自傷出来なくなるかもしれない)だろう」と判断し手首を切ることはやめ、かわりに手の甲を自傷した。爪で削ぐことも、鉛筆やコンパスでザクザクと刺すのも、手の甲には太い血管がなく命に関わることがないと幼いながら思い至ってのことだった。

こんなに考え、計画的に自傷してるのに大人はみんな「気を引くため」と判断されたことに幼い私は怒り狂って机に頭叩きつけたり手を打ちつけて毎日毎日痣だらけだったけど、痛みが有れば許容値が200くらいまで上がるし、そうでもしないと生きていられなかった。

もうさ、テンプレの命の道徳とか本当いらないけど、いつまでテンプレの道徳に寄生してんだろ。

すがるところないから?めんどくさいから?テンプレなら確実だから?

目の前にイレギュラーあっても、それでもテンプレの道徳に縋るのね。

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