Kotosa

ピアニスト、音楽博士。 音楽を使ったコラボレーションが専門(室内楽、コミュニティとの協…

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ピアニスト、音楽博士。 音楽を使ったコラボレーションが専門(室内楽、コミュニティとの協働など)。17年間アメリカで学び働いたあと、この春から大学教員として日本に住所を移します。日本と海外半々ずつでの活動を目指し中。多様な活動での考察、今学んでいること、耳に入ったことをシェアします

最近の記事

「Road to Jazz Improv (ジャズ即興演奏への道)」はじめました

先週の日曜日から、長い間夢のようにしか思っていなかったジャズ即興演奏に近づくべく、ハーモニーと即興演奏の練習をはじめました。今日で一週間。 一週間前に始めてから、ちゃんと毎日練習する!という自分へのアカウンタビリティ用に、Youtubeに毎日の苦難の練習風景の配信をアップロードしています。ご興味あればどうぞ。英語ですが、ほとんどコードの名前を言っているだけなので、もし英語が苦手でも雰囲気わかると思います。 「Road to Improv」という名前のプレイリストに練習動画を

    • 変化への恐怖と変化があるから可能になる時間

      2024年春から、日本でフルタイムの大学教員になることが決まり、17年住んでいなかった日本への移住という大きな変化を前にして、どうして今の、演奏公演を頻繁に行えて生活していけている割合心地の良いアメリカでの環境で居座ることを選ばないのか、と何回も何回も自分に問う毎日です。でもこの変化を引き起こしたのは自分がそれを引き起こすための行動を取ったからで、この変化というのが実は私が求めていたものだったということ。それを忘れそうになる程来たる変化を恐ろしがっているのが近況です。 つい

      • はじめに2 音楽の「よろこび」

        最初に「はじめに」という記事を書いてから2年半以上経ってしまったので、書き直し。あっという間というより、あれから10年くらい経ったような気もするくらい、世界も自分の周りの環境も自分の考え方もかなり変化した。 2021年の春に音楽博士課程(日本だと後期過程?)を終えて、学生ビザが使えなくなったのでO1ビザ(通称アーティストビザ)という就労ビザを取り、アメリカで演奏家、リベラルアーツ大学でのピアノ講師、それから分野横断型のコミュニティとの協働プロジェクトをすることで生計を立てて

        • はじめに

          日常的に日本語で文章を書かなくなってかれこれ10年くらいになる。特にこの3年は日本に帰っていなくて、益々日本語離れが進んでしまった。 次会う機会の目処が立たなさ過ぎて、日本にいる友達との繋がりも薄くなり、気がついたら本当に日本語が話しにくくなっていた。日々を日記で顧みるという習慣からも離れてしまい、「忙」という漢字の通り、「心」の芯を「亡く」しつつあったと思う。 新型コロナで何もかもがキャンセルになった去年から今年、そういう意味では、私にとって「自分への回帰」へのまたとな

        「Road to Jazz Improv (ジャズ即興演奏への道)」はじめました