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【発達凸凹長男のあるある〜記憶力の良さと悪さの天と地 感」

出来事

最近、私の仕事休みデー朝食は
食パン率高し。

私は同時進行で
部屋片付けと朝食準備を進めながら
長男にいつものように
魚焼きグリルでパンを焼いてもらう。

1回で2枚焼けるグリルサイズ。

1回目が焼き上がり、
2回目は私が焼こうと食パン袋に手をやると
袋の口に、買った時と同じように
四角っぽい袋どめがついている。

「またすぐ焼く時は、はめなくてもいいよー」
と、軽く声をかけると

「必ず閉めるって前に言ったよ」
と返事の長男。


考察と対応


  それ、いつの話?
  それは、パンを食べ終わって、
  一日中袋口が開けっぱなしだったときに
  伝えたやつだよね?

心の中の言葉を一度自分で確認してから

「そうね。でも今はまたすぐ焼くから、
そういう時は閉めなくてもいいんだけど。
でも、閉めておいてもいいかー。」

と、私が私を納得させるような言葉を
長男へ。


しかし、


ん!なんでそんなたかだか1回言った程度の事、かつ随分と前、少なくとも数ヶ月とは言えない、数年前じゃないかと思われる事はしっかりと覚えているの?

それなら、2〜3日に1回は話している
マスクの片付けや
机の上の片付けを
覚えてていいんじゃない?!

頭の中に急浮上した私の中の
日々の彼への要望たち。

「あのさー、パンのことは覚えていてくれたんなら、マスクも片付けられると思うんだよね。
あと、机の上の片付けも、
何回も話してるから、
できててもいいんじゃないかなー」

笑いながら伝える私に
含み笑いで答える長男。

彼のインプットの差は
伝える側の具体性の差なのか、
彼独自の吸収力の差なのか、、、、


とりあえず、
その後に、もう一度お伝えして
マスクは片付けられた模様。


これが、明日も続くか否かは
彼の采配でしかなく。


「いつも必ず片付けてあって欲しい」という欲は描かず。

出かけるときに
所定の片付け場所にしている
鞄の中のマスクポーチにマスクがないことに
長男自ら気がつき、
玄関から部屋にマスクを取りに戻るという
意識があるだけで
いいと思えている
私のままでいいと思う。


また別の視点からー

私視点では、
「片付け」的なカテゴリーで
区分けした発想でしたが、
彼の中ではパンの袋を閉じることと
日々のマスクを片付けることは
全くもって別世界のことなのかもしれません。

足りないと思えばキリがないけど、
できていること=足りていることに目を向ければ
期待という名の「もっとこうなって欲しい」という親の体裁やエゴや
親自身だけの持つ不安を解消したいだけの押しつけはなくなっていくもので。

ただただ日々の平和と平穏と幸せの積み重ねが
彼の細胞の記憶となって
次々と生まれ変わる細胞たちに
その平和と平穏と幸せを伝達していき、
彼の魂の幸せとなるならば、

母はすぐに焼くパンの口がしっかりと閉められていようと、
洗濯したマスクが平気で3日以上
部屋の床に寝転がっていようと、
机の上に教科者の山と
何年も前の学校プリントの山と
いつ誰からもらったか思い出せないような
ナニカがあろうと、

目に見える些細な出来事の事実より
目に見えない壮大な彼の真実を守っていけるよう

今日も不可解だから面白い君を赦し、
私自身を赦していきましょう。




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馬場 裕子(親も子も自分らしく生きていい)
サポートいただけたら嬉しいです。今は自立が難しい長男のアート作品を使ったグッズ制作販売やそのためのスキル取得など、彼と共に生きる術に活用します。