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長男、精神障害者保健福祉手帳 取得に向けて〜ここに至った理由

グレーゾーンだと気がついたのは

0歳の時。
産後、うちに来てくれた
後輩保育士の一言

「動きがゆっくりですね」

夜泣きの激しさ、
癇癪泣きの激しさ、
人に抱かれると激しく泣く嫌がる、
でも、いい人もいる。
お風呂に入る際服を脱がすのに大泣き!
お風呂上がるにも大泣き!!

    過敏なんだな

と感じていた中での
「ゆっくり」の言葉。

当時、発達障害の情報がメジャーに
広がり始めた頃。
それまでは専門レベルだった情報が
書店でそんな本がチラホラと
手にとれるくらいになってきた頃。
でも、
今ほど手軽に幅広い情報を得るまでにはなく。

保育士な私は(あー、イタイプライド)
診断よりも
「この子に適した対応が大切」と、
ヘタな経験値と知識があることと、
医療機関や発達相談には
巷の噂や思い込みでの疑心暗鬼いっぱいで
素直に頼るとか相談するとか
選択肢に浮上してこなかった。

泣いても泣いても、
かわいいかわいい我が子。


子育てにも家事にも完全不参加の
「下宿人」と陰で呼んでいた元夫には
頼りたくても頼れないもんだから、

私がこの子を守らねば!!!!

そんな意識が岩の如く堅く 
山の如くそびえ立っていたんだろうなーーーー
(アーーー、ここもイタイ)

保育園入園してもグレー見える化ならず

集団生活の中で
グレーがもっとみえてくるのか?
と思っていたけれども
先生からはそんな話はなく。
こちらが心配して話した時もあったけど
「大丈夫ですよー」な軽い対応で終わってしまった。

(ダメだ、この人じゃ)
と言う気持ちをなかったことにしたり、
(集団の中で大丈夫なら、そうなのかな。
じゃ、家の姿は??わがまま??)

今の私なら、
親からそんな話が来たら、
家での具体的な様子や
母の対応をしっかりとゆっくりと
聴きますよ。
聴かなきゃわからないし、
親も話すことで子をしっかりと見つめ
自分を客観視できるチャンスにもなるし、、、


壊れた小学時代から平和な不登校へ

小学校にはいるとさらに
集団と家庭での様子の溝は悪化!!!

転校先の小学校では
先生の理解なさすぎからの2次障害。
荒れる崩れる家庭崩壊 涙

それを機に、
不登校生活を始め、

砕け散ったガラスの1片1片を丁寧に拾い上げ
つなぎ直すように、
少しずつ少しずつ、
長男が自分らしさを取り戻す生活に。

中1から通い出したフリースクールと
今通っている通信制高校は
彼にとってとてもよい環境のようで、
行きしぶりなく、
過剰適応の様子もなく
家でも穏やか〜〜〜

(ここについては、また別記事で書きたいところ)

手帳取得の意思を固める

しかし、次の春には
私にとっても彼にとっても
温床温室のフリースクールも高校も卒業しなければならない大きな人生変換期。
大人への階段、上らなければ、、、、。

就職なのか
進学なのか
全くもって意識も意思もない長男。

いやいやその前に
卒業っていうことわかってる???

ここ数年、
彼の生きやすい、
彼が本来持っている良さをつぶすことのない
生活環境でこれたけれど
新たな社会に出るにあたって、
それを守りきれるわけはなく。

さらにさらに将来を思えば
彼が一人で生きていく時が来ることも
目立たないけど脳裏にいつも潜んでいる
見たくない不安。

どこまで自立に近づけるか?
彼の成長具合によると思っていた
手帳取得の選択。

このまま難なく普通の社会に順応することは
難しすぎるだろう

彼が高校2年の冬から考え出し、
まずは中1〜お世話になっている
フリースクールの先生に相談。

彼のフリースクールでの様子は
私の知らない面もありながら、
私の知る彼らしい様子が
目に見えるように語られ、
彼のよいところと
手帳取得につながる課題と
私が見て、感じている彼と
ドンピシャ共通!!!

そして、この春。
今度は通信制高校の先生に相談。
いろんな特性ある生徒が多いせいか、
ヘタな保育士よりも
観察と捉え方が鋭い!
フリースクール同様に
彼のよい面、
課題となる面が、
私と共通認識となり、
その上で、手帳取得をすすめてくれた。

保育園や小学校時代とは
大きく違うこの感覚。

私の捉え方と共通するというだけで、
こんなにも安心できるなんて!!!!!!!

だから、
長男が難なく、行きしぶりなく、
通えているんだろうな。


家庭での彼の様子や成長と
今、彼の所属する社会での
様子と成長が同じであり、
そこを踏まえて
手帳取得は妥当だと、
穏やかで平和で無理していない
自然な彼の様子からの判断は、
一人では決めかねていた私に
安心・間違っていない
決断に。

彼が自らそのことをすんなり理解し
医者にいくことはとてもハードル高いことと
見えていたから、
まずは私の意思が固まることが
手帳取得の第一歩でした。

ここからの流れがこのシリーズの
始めの投稿でした。

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