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ご質問にお答えします!『脚本と小説の執筆は両立できますか?』

脚本家(と童話作家)志望の方から、こちらのご質問をいただきました。

はじめまして。...

ご質問、ありがとうございます!

脚本と小説の両方を書く人もいます。
とても有名な人でいうと、向田邦子さんがそうですね。
名作『あ・うん』は、脚本版も小説版も出版されているので、読み比べてみてはいかがでしょうか。

ただし、両方書く人は少数派と言って良いと思います。
私はよく、「脚本と小説では、書く時に使う筋肉が違う」という言い方をするのですが、これだけではわかりづらいですよね。
「脚本と小説ってどこが違うんですか?」
という質問は度々されるので、以前このような投稿もしています。
参考にしてみてください。

私自身も「両方書く人」ではあるのですが、ご質問の「両立のコツ」「両方経験していく中で適性が分かり、自然と進路が定まるものなのか?」については、正直なところ、質問者さんが納得されるような回答ができる自信がありません。
理由は、質問者さんが脚本、童話のいずれも、まだ一度もお書きになってはいないからです。(どちらについても「書いてみたい」「やってみたい」と書かれているので、「書いた経験はないのだ」と理解しています。)

まったく書いたことが無い状態で、上の『脚本と小説の書き方の違い』を読み返したり、同種の情報を集めようとすることよりも、まずは手を動かして書き始めることがずっと重要だと私は考えます。
短編でもいいですし、脚本を先に書いてみても、童話が先でも、両方を同時に書き始めてみても良いと思います。
「書いてみたいと思っている」のと、「1作品でも実際に書いた」のとでは、同じ情報を得たとしても、理解できる度合いがまったく違います。

まずは「書いてみたい……」から「書いた!」にステップアップし、その上で、それぞれの違いに関する情報収集をされることをお勧めします。
「実際に書いてみた上で湧いてきた具体的な疑問」があれば、ぜひまた私あてに送ってください。

これからもお互いがんばりましょう!

ご質問のある方はこちらからどうぞ。
※シナリオコンクールの規定、審査基準に関してはお答えできませんので、その点はご了承ください。


脚本、小説の有料オンラインコンサルも行っていますので、よろしければ。


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#脚本 #シナリオ #エンタメ #質問 #マシュマロ
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