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柏もちの想い出

こどもの日が近いので、柏餅の想い出を。

「マネキン」という仕事をしっていますか?

通称なのかな?と調べてみたら、

「マネキンのお仕事は、デパート・スーパー・専門店などでの販売のお仕事です。」

とのこと。

学生時代この「マネキン」と呼ばれるアルバイトをしたことがあります。

大学生になってたしか初めてのGWでした。

まだアルバイトをしていなかった私は、とりあえず短期ですぐできるアルバイトがしたい!と思い立って(あと2~3日でGW始まるよというときに!!)見つけたのがスーパーで子供の日のためのかしわ餅やらちまきやらを売るというお仕事でした。

直前過ぎて、普通は受けなけらばならない派遣元の研修も受けず、特に面接も受けず、電話で「明日〇〇っていう駅の〇〇っていうスーパーにいって」という指示だけをうけ、指定された場所へいきなり出向きました。(適当!)最寄りのスーパーはもう埋まってしまっていたため、なんと電車で1時間近くかかる場所へ。

不安いっぱいで売り場へ行って簡単な説明をうけ、特にマニュアル的なモノもなく、早速店頭に立つことに(いきなり!)。

わたしに与えらえれた任務は、とにかくかしわ餅やらちまきの試食を配って売りまくること。よく、食品売り場でウィンナーとか焼いて試食を配っているあれ!まさにあれです。

初日は戸惑うことばかりで、たしかほとんど売れなかったです。

時々通りかかる、売り場の担当の社員(と思われる)人に、

「もっと頑張って売らないと」

「もっと大きい声で」と注意され、おろおろして初日終了。

帰りの電車で一人反省会をしました。

季節の品とはいえ、ただ置いてあるだけでは全然売れない餅たち。

焼いているだけでいい香りがして、試食欲しさに子供が寄ってくるウィンナーと違って、特に食欲をそそるわけでもない餅たち(失礼。)は試食を配っていてもささーっと素通りされる。

それでも翌日からは、とにかく少しでも興味をしめしてくれた人に

試食を強引に配りまくり、

大きな声で「ちまき、かしわ餅、いかがですか~」と(若干まぬけな)呼び込みをし、ターゲットを年配の方や話しかけやすいおばちゃんにしぼる等の作戦をたて、最終日には「よく頑張ったね」と褒められるほど売れました。

がんばった、私。。。

その経験はのちにいろんなことに生かされています。

いまでも、かしわ餅を見ると、その時のことを思い出します。

その後いろいろなアルバイトをしたけど、1位か2位を争うくらい印象的なアルバイトでした。

アルバイトのおもしろ話はまだあるので、また綴りたいと思います。




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