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旅のはじまり

ここ最近、なんかちゃんとした文章がまた書きたくなってきたな、と思い始めた。

息子も2歳を過ぎ、子育てにちょっと余裕が出てきたからかもしれない。この状況下で育休中なので、人と話す機会が全然ないからかもしれない。

まだ息子は言葉がしゃべれず、会話が一方通行なので、あれこれ思考したことが行き場を無くして頭の中でぐるぐる彷徨ってるなぁと自覚はしていた。

でも私は、楽しかったこと、感動したこと、嫌だったこと、切なかったこと、それらをただ「〇〇だったな」だけで終わらせずにちゃんと文章にしたいなと思うのだ。

というかそうでもしないと育児は毎日が同じことの繰り返しなので、ちゃんと自分で気を付けていないと、ただの日々の塊としてしか記憶に残らなくなってしまう。

それに、なぜかわからないけど、子供が生まれてから、自分の子供のころや、ちょっと昔の記憶が、まるで記憶の棚卸をするみたいに、どばーっと一気に蘇ってくることが多くなった。

楽しい記憶も、思い出したくないような恥ずかしい記憶もあるけれど、楽しい記憶は、想い出フィルターによって実にきれいに磨かれて、本当に美しい、キラキラした宝石のように輝いて、慣れない母業で孤軍奮闘していた私をあたため、励ましてくれた。

そういう、今更誰かと語り合うでもない、twitterではとても納まりきらない、ささやかだけどとても大切な行き場のない想い出たちについても、ちゃんと文章にして残したいなと思っている。

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