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11. 宇多田ヒカル - SAKURAドロップス(恋愛と痛み)

前回のエッセイでは、Adoの「ギラギラ」という恋愛できない女の子の苦しみを歌った曲をご紹介しましたが、今回は恋愛における苦しみを歌った曲をご紹介します。ところで、なぜ最近私は女の子が悩み苦しんでいる曲ばかりを紹介しているんでしょう•••今の私の気持ちに近いからでしょうか(笑)でも、辛い時には辛い気持ちを歌った曲を聴く方が、自分の心に寄り添ってくれている気がしませんか?

宇多田ヒカルの「SAKURAドロップス」のミュージックビデオはこちら↓


「恋をして 終わりを告げ 誓うことは: これが最後のHeartbreak」この曲の歌い出しを聴く度に、胸の奥が締め付けられるような気分になります。そして思うのは、この人は本当に真剣に恋をしている人なんだろうなあということ。最後まで添い遂げるつもりで恋をしても、Heartbreak(失恋)をして、これが最後だと誓うことの繰り返し。切ないですよね。

いざ大好きな人と添い遂げて結婚したとしても、浮気や暴力で離婚する人も多い世の中です。恋愛において心が壊れる(Heartbreak)ような痛みを経験しないことは、もしかしたら不可能なんじゃないかなと、最近になって私は思うようになりました。どんなにラブラブな夫婦だとしても、いつかは死に別れて、その時にはきっと心が壊れる(Heartbreak)ような痛みを経験するのでしょうから。

もし恋愛において、心が壊れる(Heartbreak)ような痛みが避けられないとすれば、私達にできることは、おそらくひたすらタフになることでしょうか(笑)もしくは、時々こういった悲しい恋の歌を聞いて、自分の心を慰めることでしょうか。もしくは、宇多田ヒカルのように、自分の感情を芸術に昇華することでしょうか。

「桜さえ時の中で揺れて やがて花を咲かすよ」と宇多田ヒカルは歌います。今年も桜があちこちで美しい花を咲かせています。私もいつかは、この胸の痛みに負けずに美しい花を咲かせられますように。


P.S. コロナ禍で様々なアーティストが苦境に陥っていますので、ファンの方は可能な限り月額音楽サービスで曲を聴いたり、曲自体を買ったり、グッズを買ったりしてぜひアーティストの活動をサポートしましょう!!

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