須佐之男命を妣の国へ追放 伊邪那岐命最終回 ことの葉綴り。其の九二
妣(はは)慕う息子
こんにちは。休日の日曜日の午後「ことの葉綴り。」のひととき。
いよいよ、伊邪那岐命さまの物語は最終回を迎えます。
禊祓を繰り返し、我が身と心を清められた末に
誕生された三貴神。
その末のやんちゃな須佐之男命さまだけは
父の言いつけを守らずに
激しく泣いているばかり。
山という山は枯れ果てて、川や海の水も涸れて
禍を起こす悪神が、夏の蠅のようにおおいつくし
あらゆる禍が起こってしまいました。
葦原中つ国のすさまじいひどい状態を見かねられて
伊邪那岐命さ