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対話以外に分かり合う術はないのだということ

私は感情や気持ちをうまく吐き出せないタチで、思ったことを溜め込み続けてしまう。冬眠前のリスみたいに、せっせこせっせこ言いたいことで口や心をいっぱいにしてしまうのだ。おそらく、それらの上手い伝え方がまだ分かっていないのだと思う。かと言ってそうしたものを無かったことにする術も持ち合わせていないので、結局外に出すことになるのだが、その出し方が最悪なのである。”感情の爆発”を起こしてしまうのだ。もはや子供と変わらない。

感情が爆発するとき、私はイライラで我を忘れ、ヒステリックになってしまう。これが本当に苦しい。相手もたまったもんではないと思うし、自分は自分で自己嫌悪やら罪悪感やらに苦しめられる。今回はこれを変えたくて、こうしてnoteを書いている。

私を苦しめる想い

私を苦しめる想いは二種類あると感じる。

① 周りの人や環境に対する誤解 (例:こうしないと怒られる、嫌われる)

② 他者に対する伝えられない不満 (例:大声で話すのをやめてほしい)

①のような誤解の解き方

このような誤解は私の思い込みによって生じている。

私たちは常に、「自分」というフィルターを通して世界を見ている。そのフィルターは、自分の育った環境だったり、周りの人や、今までの経験からできている。私のは、少しばかりきっとくすんでいて、どちらかというと生きづらさがプラスされてしまうような、そんなフィルターなのだと思う。だからいつも、割と物事をマイナスに捉えてしまう。

「あの人は、私を嫌っているのかもしれない。」

「後輩に比べて実験の進度が遅い私はきっと叱られる。」

「こんなことを言ったらきっと嫌われてしまうんだろうな。」

というように。こう書き出してみると、ちょっとやばいなぁと思えるのだけれど、日常生活を送っているとその偏りにいつしか気が付かなくなってしまう。それに気が付けるような客観性がなくなってしまうのだ。

こうした客観性を取り戻すには、こうして抱えてしまった想いを周りに話すのが一番いいと思う。周りに話してその人たちの意見を聞くことで、自分の思い込みにきっと気が付ける。もしかしたら励ましてくれたり、そうした想いとの向き合い方を教えてくれるかもしれない。

自分のフィルターで無意識に自分自身にかけてしまう呪いを、きちんと解いていけるようになりたいと思う。

②のような嫌なことの解消方法

これももう、相手に伝えるしかない。相手は悪気があってやっているのではなく、もしかしたら何か意図があるのかもしれない。のっぴきならない事情とか。それらは考えたってわからない。話し合うしか方法はないのだ。

「相手にきちんと想いを伝える」「きちんと伝えればきっとわかってくれる」。そうした”伝えられる自信”を持つことがまずは大切だと思う。

イライラが溜まる前にきちんと相手と向き合うこと。自分はちゃんと対話ができるという自信をつけるためにも、まずはいい伝え方を身につけたい。

結局対話が一番大切だということ

自分の思い込みを払拭するのも、相手への不満を解消するのも、結局他者との対話を通してでしか成しえないのではないかと思った。ヒステリックになる前に、気軽に誰かに相談することが本当に大切なのだ。

なんでも自分の力で解決しようとするのは無理だし、とても非効率だ。

困ったときに気軽に相談できるように、日頃から自分の殻に閉じこもりすぎずに、周りの人とコミュニケーションをとることを大切にして生きていきたい。

きっと世界は、私が思うより生きやすいはずだから。




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