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瘢痕の詩骸(詩)

着いては危機を溶かす 強く高く練られてゆく
鉄の科学にひどく泣き 船も橋も旗幟も

説諭は矢と化し死へと導く
杖よ 竹よ 足よ

幻聴の甘き香りで狂人となり
槌を振り「足りぬ」と叫ぶ看守の目を見よ
たった今雨夜は誘う 鳥と飛び行け
脆く低く審美を殴る無恥の身はもう

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