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推しのいる世界線

(注)久しぶりの投稿でリハビリを兼ねているため、これまでで最もくだらない内容です。

突然の一時帰国

随分と久しぶりの執筆。
実は8月に一時帰国しました。

前回の更新が7月頭。そこから約1ヶ月後にまさか日本に帰ることになろうとは…。患者数が凄まじい勢いで増え続け、どんどん規制が厳しくなり。
サバイバル感満載の、怒涛の日々。その怒涛の日々で感じたこと、突然の一時帰国で胃を悪くするほど悩んだこと、たくさんありすぎて書ききれないので、今回はリハビリがてらとことんくだらぬことを書き殴ります

沼にハマってパラダイムシフト

異国でのコロナ禍、強いストレスにさらされる日々。自分のメンタルを守るために、何かやらねば。普段やらないことをあえてやるか…没頭できるものがいいなぁ…そうだ、せっかくタイにいるのだから、タイのドラマでも観てみよう!

そんな軽いノリで、知人に勧められたドラマを観始めた。

タイはBLドラマが盛んで、その中でも世界的に有名なのがこちら。そもそも普段からあまりドラマ観ないし、イケメンにも興味ないし、ましていわんやBLをや。でも、タイ語の勉強になるかもしれんし、ものは試しで観てみよう。

そこが沼の入り口でした。

観始めたら止まらなくなり、一気に観て、続編も観て、MVも観て、寝不足でフラフラに。イケメンとイケメンがキャッキャしてるの観て何が楽しいの?そう思っていた過去の自分をぶん殴りたい。

ストーリーも丁寧で面白いし、キャストはみんな魅力的だし、演技も上手いし、主題歌や挿入曲もいいし、なにより…

イケメンが眩しい・・・!
キラッキラしとる・・・!


まさか自分がBLドラマにハマる日が来ようとは。

推しが欲しけりゃインサイドアウト

観るまでは「BLなんて」と思っていた。BLだけじゃない。BTSとかイケメンにハマってる友達の熱いトークを聞きながら「全く興味ねぇ…」と引いてさえいた。

でも、本当はとても羨ましかった。

推しを語る彼らは幸せオーラに満ち溢れている。推しの活躍を自分のことのように喜んでいる。私の生活において、そんな幸せな気分に浸れる時間ってあるだろうか?

思い起こせば、私はアイドルとかイケメンという類のものにハマったという経験があまりない。(好きなアーティストはいたけれど)

だから、私はそういうものにハマれない人間なのだと思っていた。お酒が弱くて飲めないのと同じで、そういう体質だからしょうがない、と。

ハマれないと思っているから、そういう類の情報は見なくなるし、意識しなければ目に入ることすらない。

ところが、未知の世界に足を踏み入れた途端、世界はまるで違って見える。たとえば普段買い物をする現地スーパー。タイのドラマを見るまでまったく気づかなかったけれど、商品パッケージや店内ポップの至る所にドラマに出てくるの俳優さんがいらっしゃるではあーりませんか!なんで今まで素通りしてたんだろう…知らないというだけで、私はこれまで一体どれだけの情報を素通りしてきたのだろう…。

思い込みというのは恐ろしい。そして、その思い込みを解除するのは難しい。「そっち側」に行ってみないと見えない景色がある。待てど暮らせど私には推しが現れなかった。結局、自ら未知の世界に飛び込むしかなかったわけだ。

今回は渡タイ(不可抗力)とコロナ(触媒)ドラマ見てみよっかなぁ(自力)の合わせ技1本。いい波に乗ったもんだ。もはや、世の中の推し活をしている人がみんな尊く思える。街行く人に「貴方の推しは誰ですか?」とに聞いて回って、お互いに尊いねぇと語り合いたい気分。

推しのいる世界線

コロナ禍で、異国でロックダウンで、休校休園終日子守で、挙句の果てに渡航後わずか数ヶ月で強制一時帰国。この怒涛の日々で私の精神を支えてくれたのは、間違いなくタイドラマ。感謝しても仕切れない。

…と、これだけ熱く語っておきながら、移り気の激しい私。

帰国して日本のテレビを観て「THE  FIRST」というボーイズグループオーディション番組を知り、YouTubeで過去回を一気に見て、推メン観たさにHuluまで加入してしまった。InstagramもTikTokも観なきゃだし、Twitterで他のファンの感想も読まなきゃだし、なんかもうとにかく忙しい。

タイドラマにハマったことをきっかけに、自分の中で何かしらのリミッターが外れた感覚がある。きっと数ヶ月後には新たな沼が目の前に現れるのだろう。でも、飛び込む準備はできている。

これを読んで「うげぇ気持ち悪い」と思ったそこのあなた。そう、あなた。気持ち悪いってことは、あなたの中に未知の扉がある証拠かも。

おいでませ、推しのいる世界線へ。

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