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感情はコントロールできない

今日は「感情に振り回されて困っている」という皆さんに向けたお話をしたいと思います。

ヒステリックに怒ってしまったりとか、いつも「感情」に振り回されて「どうしたらいいの?」という方はぜひ参考にしてください。

私は現在沖縄に住んでおり、普段はお話を聞くことを通して心のケアに携わらせて頂いております。

有難いことに、好きな場所で好きな人たちと好きなことをし、今はとても穏やかに過ごしている私ですが、昔は本当に「感情」というものに苦しみ、「どうしたら感情に振り回されずに生きていけるんだ」と毎日悩んでいました。

というのも、私は本当に感情的で、さらに家族も同じく感情的な人が多く、「嬉しい」「楽しい」という気持ちの表現はもちろん、「愛情表現」もよくゆえば情熱的。

だから同じく「怒り」や「悲しみ」「絶望感」なども同じくらい感じ易かったように思います。

そうすると当然、いい時はいいけど悪い時は極端に落ち込むといったように、感情に振り回されることが本当に大変でした。どうしたらもっと心おだやかに平和に幸せに過ごせるか、「この怒りの感情さえなければ」といつも思っていました。

特にこの「怒り」の感情は、相手との距離が近ければ近いほど出てきやすくて、学生時代は家族に対して、家を離れたら今度はパートナーへという「何よりも自分が本当は一番に大切な人」に対してこの感情をぶつけてしまうことが本当に嫌でした。

外では「いいこ」にしていられるのに「本当の私はなんて嫌なやつなの」と自己否定や罪悪感に駆られることもあり、その度に「どうしたらいいの?」とたくさんの情報の中から解決策を探しました。

「感情をコントロール」しましょうとか、間を置いて数を数えてみましょうとか・・・正直言って、当時の私は「どれもできるもんならやってるわ」と感じるものばかり。ということで、そんな感情的な私が、どうやって穏やかな気持ちでいられる時間を増やしていったかという方法をお話ししていきたいと思います。

勘違いしてほしくないのは、誰もがお釈迦様や聖母マリアのように聖人になることを目標としようというお話をしたいのではなく、

大切な人と「心地よいと感じる日常を」過ごしていくためにこの感情を知るというお話しがしたいということです。

正直いって、それが全てだと思います。

あなたの周りにいる「あなたが幸せにしたいと思える人」そんな人に出会えたことは奇跡で、あなたの周りの人の幸せはきっと、あなたの喜びに繋がりますよね。

そのために先ず、あなたが「心おだやかに」幸せに暮らすために私のお話を役立ててほしいと思います。

感情はコントロールできない

「今、怒ってください。」「今、喜んでください。」と言われても「心から」そうすることってできないですよね。

なぜならそれは内側から湧き上がってくるものだからです。

怒りや嫌な感情をなんとかしようとするということは、雨が降ってきたことに対して、「どうして?なぜなの?」と悔やんだり、雨をなんとか止ませようと必死になるようなものでその状態こそが「感情に振り回れている」という状態だと私は思います。

ではどうしたらいいのか。
そのことに先ず「気が付く」ということが大切になってきます。

「怒っている自分」に気が付くということです。
つまり意識を自分から離す、距離をとるという方法です。これを深呼吸や数を数えるという方法で促していることもありますがやはり「ただ数を数えているだけ」「ただ深呼吸をしているだけ」では効果的ではないと私は思います。深呼吸や数を数える「間」を使い、感情を感じている自分から離れて「見つめる」という意識を持つこと。

それは「怒ってはダメ」だと言い聞かせることでも、「怒らないようにどうしよう」と思考を動かすことでもなく「あ。私怒ってる」これだけで初めはOKです。

怒ることに対して「だめ」という指示を出すのはトイレに行きたくて「もう、漏れそう」に対して「だめ」というようなもの。

でも、中には同じ体験をしても怒らない人、そっと抱えて置ける人もいますよね。

それは「感情を抱えて置ける器の大きさが人それぞれ違うから」ただそれだけです。

もしくは同じ出来事を体験した人とあなたの「感じ方は人それぞれ」で違って当たり前ということ。

だから、どちらが良いとか悪いとかはありません。だから「みんなはこうなのに・・・」と「あなたが感じたもの」を他人と比べる必要はありません。

ちなみにこの怒っている感情に対して「だめ」という禁止令を出さないというのは感情をただ出して暴れていいというわけではありません。

トイレの話戻りますが、漏れそうな時はなるべくトイレでしますよね。

なぜか…。
その方がみんなが心地よく過ごせるからです。

感情も同じです。その辺に撒き散らしてはトラブルになります。

ではどうしたらいいのか。

嫌な感情を吐き出す場所「ノート」を作りそこに、感情を抱えておくことが苦手な方は感情を吐き出すことをお勧めします。どんなに酷いと感じることも思いのままにメチャクチャに書いてOKです。

たまに愚痴や怒りを公共の場に吐き出す人がいますが、あなたの前でいつもうんちをわざわざ目の前にしてくる人がいたら誰だって嫌ですよね?人が離れていって当然ですよね・・・

それでは悲しいですし、相手に嫌な気持ちを味わってほしくないと感じるので、よっぽどイライラしたりモヤモヤした場合、私はノートを使います。

ただ、もし漏れてしまったらその時はその時です。その状況を受け入れるしかありません。いつまでもクヨクヨしていないでその出来事を教訓にしたらいいのです。

もちろん話を聞いてもらうだけでスッキリもしますし、それがいけないことだとは思いません。たまには必要ですよね。そんな時はそうやって話を聞いてくれる人がいること、そばにいてくれる存在に何よりも感謝してくださいね。

ということで、怒っているのに「怒ってない」とするからよりイライラするということをぜひ覚えていてくださいね。

★ここまでのまとめ
怒りが湧いたら「怒っていることに気がつく」そしてダメ出しをしない。

②「気持ちに寄り添ってあげる」

誰しも「今」自分が感じていることを否定されたら寂しいですよね。

大切な人に「苦しいよ、悲しいよ」と打ち明けた時「そんなことないでしょ」と言われたらとてつもなく寂しくないでしょうか?
それは自分に対しても同じです。

「ムカつく」と思っている時に「そんなことない」というのではなく「ムカつくね」とシンプルに寄り添ってあげましょう。

しかし、その後いつまでも「被害者意識」でいることは非常にもったいないと私は感じます。よって次のステップをお勧めします。

③感情の中身を見つめる

これは一つの方向性として理解して欲しいのですが、あなたの怒りの原因は、実は相手のせいでも、起きた出来事のせいでもなく「あなたの内側」にあるということです。

これはあなたがダメだということでも、あなたを責めているということでもなく、今のあなたにとって事実ひどいことした相手や「悲しい出来事」はそこに確かに存在しているだろうし、酷いことをしてきた相手を許しなさいとか、好きになりなさいということではありません。

ただ、先ほど少し出てきたことにもなりますが、同じ出来事を体験したのに「感じることは人それぞれ」だとした時に、では「なぜあなたはそう感じたのか」そこを知ることで「自分という人が知れる」というメリットがあるということなんです。

自分を知るということはあなたの「心」を知るということであり、あなたの心がわかれば、人生を心のままに歩んでいくことができると私は感じます。
ということは、今どんな状況や感情が目の前にあろうともそれが一切関係ないということは、内側と向き合うだけであなたの人生が豊かになっていく・・・それは絶望ではなくむしろ「希望」でしかないということなのです。

だからどんなに嫌な出来事でもちゃんと向き合えばあなたのプラスにしかならず、ということは嫌なこともいずれプラスに変わるのだから、起こることはすべて例え納得できない感情がそこにあろうとも「すべてはうまくいっている」ということになるのです。

怒りとは

さて、ここからは怒りに付いて知ってもらいたいと思います。
怒りとは第二感情と言われており本当の気持ちを隠す「ふた」の役割を持っています。感じたくない感情を感じないようにしてくれている「あなたを守ってくれている」感情さんなんです。

では本当の感情とは何か・・・
それは「恐れ」や「不安」そしてそこから生じる悲しみ、虚しさなどです。そして同時に「あなたの本当の望み」を教えてくれている、これが怒りの役割です。

例えば子供に対して「危ない!」と怒る時。心配だから怒りますよね。

大好きなパートナーに対して、「なんで早く帰ってこないの、ムカつくなあ」とか「友達ばっかりと遊んでちっとも私と遊んでくれない」イライラ・・・

この場合、「愛されていない」という恐れや不安を抱えているそんな状態だと思えませんか?

もしくは「優先されない私」は価値がないと無価値観を抱えることによって自尊心を失い、そして「孤独」に対する不安を持っていないでしょうか?

つまり、あなたは「愛されたい」という望みを持っているということがここからわかりますよね。

だからイライラした時はそんな自分に気がついて「どうしたの?何か不安なの?本当は何を望んでいるの?」と問いかけてあげてください。

本当はただ「わかってほしかった」「助けてほしかった」「愛してほしかった」というその素直なあなたの気持ちに気がつくと思います。

そして、そのあなたの望みを先ずはあなたがただ「そう思っているんだね」と受容してあげましょう。

もしそれを伝えられる関係性なのであれば、怒ってしまった後だったとしても「不安だったんだ」「こうしてほしかったんだ」と素直に伝えるだけでいいんです。

「それくらい察してよ」と思う方もいるかもしれませんし、気遣いが良いとされている日本の文化もありますが、そんな遠回りをしなくても「口」が付いているのだから伝え合うという選択肢をとることもできます。

もちろん、空気を読むことが必要な時もあるかもしれませんが、「相手を思いやりながら」伝えあった方がミスコミュニケーションも生まれないし、逆に効率的かと思います。

あなたにとっての“出来て当たり前”や“わかって当たり前”がわからない人もたくさんいますからね。そんな方は「自分が優秀すぎる」ということを覚えておくといいかと思います。

そして最後に注意があります。

それは「相手にも断る権利がある」ということです。

相手にも相手の都合があります。相手をコントロールすることはできませんし、していいこととも思えません。

そして、仮に相手があなたの気持ちを優先してくれなかったとしても「あなたが愛されていない」とか「あなたに価値がない」には繋がらないということも同時に理解しておくといいかと思います。

シンプルに素直になったからと言って全てが「自分の思い通りになる」ということではないということも念頭においてコミュニケーションをとってくださいね。


★まとめ
①イライラしたら、感情に振り回される前に、ふっと自分から離れて「怒っている自分がいる」ということに気がつく。

②「怒ってはダメだ」と禁止令を出さず、「ムカつくよね」と寄り添ってあげる。

③ノートに書き出しスッキリするまで出し切ったら、冷静になれると思うのでそこで「何が不安だったの?」「本当はどうしてほしかったの?」と聞いてあげる。

最後に

こういった自分と向き合うための時間を作ろうとする努力が何よりも大切になってくると私は思います。

怒りん坊だった私が、今大切な人を大切にして穏やかに暮らせるようになったのは何よりも「私が変わろう」と決意したことでした。そのために自分のためにできることは何かを真剣に考え歩んできた道のりがあります。

そういった覚悟を決めたみなさんのサポートをイマココワでは全力でしています。ぜひいつでも頼ってくださいね!

最後まで読んでくださってありがとうございます。何かためになればぜひ「スキ」を押して頂けたら、とっても嬉しいです!

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