靴下や靴を履くと外に行けるという理解~🍀子どもの仕草から考えることばの発達
1人で歩き始めたり言葉を話し始めたり、子どもたちは日々出来ることが増えていきます。
家の中だけでなく、外へお母さんやお父さんと散歩に行けば、お散歩中の犬を見たり、落ちている葉っぱを手に取ったり様々な場所で刺激を受けています。
外へ行くということは何かと準備をするものがあって大変ですが、子どもが笑顔を見せてくれると嬉しいですよね。
そんなお出かけですが、子どもたちの準備として靴下や上着、バッグなどを身に付ける必要がありますよね。準備するまでは家でゆっくり過ごしていたけど、靴下などを見せたり渡すと急に玄関の方へ元気よく歩きに行くこともあるかと思います。
これらはお出かけだけでなく、食事の時でもでスプーンやコップ、エプロンを見たら『ご飯を食べる』ということを認識して椅子に座ったりすることもみられます。
このように靴や靴下などを見ることによって、外へ行くという事象が結びつくことは言葉の発達において非常に大切なことです。
実際の物(靴)と事象(外へ行く)が結びつくようなこともマッチングとして表現することもできます。
また日用品としてコップや電話などがありますが、コップという名前の物は『飲むもの』、電話は『お話するもの』など物の名前とその使い方(使用用途)が一致することでより語彙を増やしていきます。そして学習した語彙を繋ぎ合わせて文章で言葉を学習するなど、物と事象の結びつきは人生において無数に繰り広げられていきます。
このように靴や靴下を見たら外へいくという些細な行動はあらゆる場面でみられます。食事場面やお風呂場面、洋服を着る場面など少しずつ1人でできるようになるということは言葉も一緒に発達しているという現れなので、子どもたちが自信をもって生活できるように見守りつつ、時には手助けをしながら子どもたちと関わっていきたいですね。
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