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自分の常識はどこまで通用するのか?

こんにちは。自己理解アドバイザーのなおみです。

あなたは自分の常識が通用しない、という経験をされたことがありますか?

世界の常識とは?と考えたことがありますか?

今日は、10年くらい前の私が中国に住んだ時の話を書きたいと思います。

旅行は楽しいですよね。自分の慣れ親しんだものとは違う世界が見れるから新鮮です。それが旅行や違う所に住む魅力だと思います。

私も旅行が好きなほうです。いろいろ見たい気はあるのですが、そのくせ、少し怖がりなところがあります。
主人は正反対で、怖がりではありません。新しいところに行きたいし、いつも旅行は先頭に立って連れて行ってくれます。

彼が中国で仕事をすることを選んだため、私もおっかなびっくり中国に1年半住むことになりました。

自分の目で中国を見れたことは大きかったと思います。
それに、今までの自分の常識が通用しない、ということにもたくさん遭遇しました。

私はその時点で既にカナダにも10年住んでいました。もちろん、カナダに来た時もそれまでの日本にいた時の常識が通用しないこともあり、フラストレーションがたまった事も多々ありましたが、中国には私の理解を超えた世界がありました。でも、いい意味で、私の固定観念を壊してくれました。だから感謝しています。

中国人は怖いというイメージがありました。多分それは自分が良く知らなかったからだと思います。個人的に知っている方は親切でいい方がほとんどでした。
私の住んでいた南京は怖いイメージはありませんでした。いい意味で、少し田舎の朗らかさのようなものがあり、人も穏やかで、過ごしやすかったです。

電化製品が調子が悪い時は、電源をもとから抜くということも覚えたし、
夕方出かけるときはタクシーは当てにならない、午後6時で運転手さんが交代するので、タクシーが捕まらないから、地下鉄に乗った方が時間が読めるとか、映画のチケットを頼むには、宣伝の字を拾って紙に書いて見せて券を買ったり、16人でご飯を食べに行った時に、自分の注文した料理がでてきたのはたったの2人だったり、電圧が220Vなので、アイロンは1分せずに熱くなるなど、とにかくいろんな意味で、今までの自分の既成観念をバリバリと壊されました。

今までの生活とも、今までの常識と違うことも多く、約束をしていたのに、修理屋さんが今日は来れない、などもしょっちゅうで、3か月ぐらい我慢していたのですが、ちょくちょく起こるので我慢もしきれなくなり、後1年以上もあるのに、どうしようか、と思いました。このままでは身が持ちません。

そんな時に「そうだ、これをネタにしよう!」と思いつきました。
それからだいぶ気が楽になったんです。何かあったら、「これはネタになる!」と思うことにしました。

今までの常識が通用しないので、いろいろ工夫が必要になりました。
どうすれば、相手とコミュニケーションがとれるのか、考えさせられました。私は漢字が書けるけど、読めない。英語は話せるけれど、相手は話せない。電球を買いたい時に、漢字が分からなかったので、電球の絵を書いたりもしました。いよいよ困ったときには中国語の話せる友達に頼りましたが、良かったのは自分は漢字が書けたということ。発音できなくても、何なのか約7割くらいは察しがついたし、後の3割は、字から想像しても全く違うものだということも分かりました。

困ったときには知恵が出るものです。

滞在している時にもう少し真剣に中国語を習っておけば、良かったな、と今は思います。

その時、出会った仲間は今は世界に散らばっていますが、今も交流のある方もいます。

人の出会いはご縁だと思っていて、過ぎてみると人生のその時だけご一緒することも多かったりするので、大事にしたいと思っています。またいつの日か仲間に会ってみたいです。

いろいろ困ったときに知恵が出るものだ、と滞在中に教えてもらった気がしますし、また「自分の常識が、世界の常識ではないのだ」ということも教えてもらいました。

あなたも、自分の常識が通用しない体験をされたことがありますか?
その時にどんなことを思いましたか?
やはりフラストレーションがたまったこともあったのではないかと思いますし、それを乗り越えた経験もその時についた知恵もお持ちなのではないでしょうか?

今日はこの辺で。
また次回お会いしましょう(^^♪

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