見出し画像

元不登校児、高校生活のスタートです

息子の高校の入学式が無事に終わり、いよいよ新生活のスタートとなりました。

定時制なので午後からの入学式。

今まで式典といえば午前中だったので、午後からの入学式はなんだか新鮮でした。

かなり少人数なので、親も気が抜けない入学式でした。笑

生徒と保護者合わせた人数より、先生たちや来賓の人数が多かったような気もします。

入学式には在校生として、吹奏楽部の子達が来てくれていて、式後のホームルームで挨拶をしてくれました。

そこで知ったこと。

当日、在校生として入学式に来ていた子達は、みんなもともと【不登校】の子達ばかりということでした。

中には、3年間ほぼ行けなかったという子もいました。

理由まで話してくれた子もいましたが、主にいじめや人間関係で不登校になった子が多かったです。

なぜ定時制に来たの?と先生が質問されていましたが、みんな共通していることは【学校に行けていなかった自分でも行ける場所】や【不登校だったからここしかなかった】という居場所が主な理由でした。

中には、通信制も考えたけど、通信制だと人と関わることがますますなくなってしまうので定時制にきたという女の子もいました。

息子が定時制を受験するときに、通信制だと月に何回か行くだけで家で勉強なのが嫌だから定時制にすると言っていたことを思い出しましたが、先ほどの女の子の理由と似ているのかな。
そんなことをふと思いました。

先生も言っていましたが、定時制に来る子は中学校時代に不登校だった子が大半らしいです。

そして、中には定時制でやっていけなくて、通信制に転学する子、学校を辞めてアルバイトに従事する子、学校を辞めて引きこもりになってしまう子もいるそう。

ホームルームでそんな事情も話がありました。

ですが、体験入学時にも思ったけど、息子が行く定時制高校。
雰囲気が柔らかいんです。

式が始まる前、みんな仲良く談笑していましたが、その雰囲気も悪くない。
空気感が悪いと思わない。

しかも、後から知ったのですが、式の当日に来ていた在校生の子は吹奏楽部に所属している子だったので、学年がバラバラだったんです。

でも、学年の垣根を感じさせないぐらい仲良く話していて。
そんな雰囲気を見て、ちょっとホッコリした自分がいました。

中学2年から不登校だった息子。

学校にはほぼ行っていないので、友達と談笑している姿を見ることがほとんどなく、用事で中学校に行くときに息子の同級生を見るのが辛いなと思った時期もありました。

※そのときの心境はこのnoteに書いています。
ご興味があればぜひ読んでみてください!

でも、息子が行く高校は不登校の子が大半なので、みんなスタートラインがほぼ同じであることが多い。

在校生の子達の話を聞いて、そう思いました。

数ヶ月経った頃には、吹奏楽部できてくれていた在校生達のように、お友達と談笑しながら楽しんで学校に行ってくれているのかな。

そうだったら嬉しいな。
入学式の雰囲気を見て、そう思った自分がいました。

今年の新入生は息子を含めて8人。
入学当初の人数としては、他の学年に比べると少ないそうです。

でも、息子にはこれぐらいの少人数がいいのかもしれない。
体験入学時にも思いましたが、入学式を通してさらにそう思うようになりました。

今日から本格的に学校が始まります。

少し不安定になっているところもありますが、今朝は『まだ高校生の自覚ないなー』と言いながら起きてきました。

気楽に。
気楽に。

定時制の雰囲気を見て受験を決めた息子。
息子の直感通り、この雰囲気が、空気感が息子に合っていて、とにかく楽しめたらいいな。

親として正直不安もありますが、わたしが何か言ってプレッシャーになったりしないように、息子に気負わせたりしないように、いつも通りを心がけて送り出したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?