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「世間(よのなか)を何にたとへむ朝びらき 漕ぎ去(い)にし船の跡なきがごと」 万葉集巻3・3…
人が噂をして結びつけようとするあの子に、 かえって近づけなくなってしまった。 離れた場所…
「はね縵(かづら)今する妹(いも)がうら若み 笑みみ怒(いか)りみ付けし紐解(と)く」 …
「うつくしと思ふ我妹(わぎも)を 夢(いめ)に見て 起きて探るになきがさぶしさ」 万葉集巻1…
あなたが来ない わびしさが心の中に一粒こぼれ 波紋が起こり、 やがて止まない波となった ど…
百合と「ゆり」は掛詞。 「逢う」という表記は ただの「会う」ではなく、 男女が逢瀬をして契…
夜に逢い引きをしたときに たった2人だけの世界の中、 炎の影にゆらめくあなたの微笑みは とても優しく妖しく、 美しかった。 幻のように美しかったけれど、 まぎれもなく 生身の肉体を持った現実のあなた。 あのときのあなたの微笑みが 面影にちらついて離れない。 夢のようだったけれど夢ではなかった。 目の前にあなたがいて、 わたしに微笑みかけていた。 それがすべてだった。 まるで奇跡のように美しかったよ。