頭が良いとは

まず、皆さんは頭が良い人の特徴を挙げろと言われれば何を想像するだろう。

おそらく、○○大学卒や、○○大学院修士等の“学歴”を挙げるだろう。

しかし、これは頭の良さ全てを示しているわけではない。というより、半分も示せていない。

では何が頭の良さを示しているのか。

それは主に二つに分類される。

まず一つ目がＩＱ。これは主に記憶力や学習能力などの脳機能の機械的性能の優秀さを測る指標である。

例えるなら、コンピューターの性能の差をただ数値化しているに過ぎない。

下地は同じだがそのコンピューターを学習という行為によって自分なりにプログラミングすることで、その性能はいくらでも上がる。

また、ここで言われる学習能力とは学校でぬくぬく座ってする勉強に対してだけではないので、そこらへんは勘違いしないでいただきたい。

自ら、経験し獲得するもの全てである。

このＩＱは多くの者が知っていることであろう。

だが、次はどうだろう？

二つ目はＥＱと呼ばれるものである。

これは、自分自身と他者の心の動きに気づき、それを理解する力。またその気付きを使い自分の行動や人間関係を上手にマネジメントする力。である。

つまり、精神的情緒的にとても出来た人ということだ。

本当に頭が良い人というのは、頭の良さで周囲の者に鼻につくような印象を与えないということなのだ。

また、学歴を自慢すると言った情緒に乏しいことはしないのだ。