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○○以外大学じゃない病



これは中途半端に頭の良い高校生が、受験を前に発症しやすい病である。

特徴は次の通りである。

まず、初期症状として極端な白黒思考が見られ、周囲の者の意見を聞かないという点が挙げられる。

次に中期症状として、視野の狭窄化が挙げられる。

末期症状になると、精神状態がひどく不安定になる。

こうした病。

何故中途半端な者がなるのか。

理由は知恵のアンバランスさにある。

この症状になる者は確かに、世間一般では普通に頭が良いと言われている。

しかし、ここで言われている頭の良さとは、言葉を選ばずいえば脳という超高性能コンピューターにどれだけデータが入っているかに過ぎないのだ。

本当に頭の良い者はこのデータ量にプラスして、そのデータをいかに効率よく使いこなすかの腕が備わっている。

しかし、高校生という発展途上段階では、この腕が十分に備わっていない場合が殆どなのだ。

この腕とは簡単に行ってしまえば自己制御力である。

いかに、自分という存在を余すことなく、かつ暴走することなく適切に最大限発揮することが出来るかということである。

高校生ではそれがまだ備わっていない場合が多い。

確かに社会という巨大な洗脳装置によって与えられた学歴という値の面では優秀だが、それを疑い、疑問に思い、見破ると言った思考の柔軟さという点においては、そこらへんに存在するバカと大差ないのだ。

そのため、この病から脱するにはあらゆる視点から物事を見て、複数の考え方を身に着けるしかない。

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