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 私の憧れ

 タイトル通り。私の憧れ。
不可能を可能にする大谷翔平
 120の思考という本です。買ってから結構年数が経っているが、ざーっと目を通しただけできちんと目を通していなかった。
 ここ数年書く(物語や絵)のが忙しくなり、漫画や友人に薦めれた本が、積読(読むタイミング無くして未読の本が積まれていくこと)になっていた。
 推し(応援している俳優)がその日予定がなくなり、時間ができたので、ワンピースを読みなそうと思った。でもあまりにも多過ぎて無理だったと言ってました。彼はワンピースマニア。そりゃそうでしょうね。

105巻もあるから。私もジョジョ(ジョジョの奇妙な冒険63巻 ジョジョリオン27巻 更に新シリーズ連載始まっている)読み直すには大学の卒論以上大変である。
 推しは言う。ワンピースは教科書に載った方がいい。言いたいことは分かる。内容は深い。色々人生を学べる。しかし少女漫画好きな方にはあの絵柄は受け付けない人もいる。おそらくジョジョもそうだろう。だから現実的には不可能だ。
 いつものように前置きが長くなったが、推しがワンピースを読むと言ったから、私も無理やり本を作る時間を作って読んだのである。今までは読まない言い訳をしてきてから。
 忙しいから本を読めないのはいい訳に過ぎない。だったら少しでも時間を作ればいいのだ。
 そして好きな人(憧れの人)のことを読むことは楽しい。本を読むことが一種の恋愛のようである。
 途中で止めようと思ったが思いの外一気に読んでしまった。そして更に驚いたことは大谷君の考え方が私の考え方に似てることだ。
 でだしの一言に誰もやったことがないことをやりたいと書いてある。私も絵を描いている。彼は仕事で私は趣味なので、そこは区別しなくてはいけないだろうが、実は私も10年以上前から、誰にもやったことない方法で誰にも描けない絵を描きたいと漠然と思っていた。こんな偶然ってあるのだろうか?そしてもう一つ同じなのは何となくバッターを抑えるは彼は納得しないこと。それは自分の成長を止めることだと言う。私も全く同感である。テスト勉強をしていて、何となく分かる(分かったつもりになる)が1番嫌いなパターンだからだ。今正解してもそれは運が良かったであり、その問題を理解していない。だから次に似た問題が出てきた時に間違える可能性が高い。つまりちゃんと勉強してないことになる。もっと言ってしまえば勉強した時間が無駄になってしまう。私も勿体無いと考える人間だ。
 今年初めて上野美術館に絵を展示することになっ た。自分の色使いは感覚で描いてるので、具体的に何でその色を使うことは説明できない。しかし他の人には描けないらしい。先生曰く、色使いが独特で個性的だと言われている。その時の気分でピンクにしようかなあ?とか、黄色にしようかな?と決めている。メインの色が決まったら、その隣の色どうしようかな?と1人脳内会議をして、勝手に納得して、勝手に結論づけて終わる。絵で1番気をつけているのは躍動感。いつも自分の絵を生き生き描きたいと思っている。人物を描くなら目の動きを意識して描く。目は口ほどにものを言う。その通りだとお思う。 
 動物、人、花、太陽、月、夕日、雨など色々描くものは変化するが、根本的なものは同じである。躍動感🟰命の煌めきや輝きを描きたい。その人(物)がもっている生命力?を伝えたい。物や自然にもそのモノのエネルギーがあると思っている。
 スマホに喩えるなら、自分の目がカメラでアプリは頭(想像力、感受性、バランスとアンバランス、美しい、醜い 記憶、忘却)で加工(判断)して、ボタンは右手(私は右利なので)である。
 大谷君も私も自分で納得していいもの、悪いものを区別して取り入れていくところも似ている。
 決定的に違うことは、彼はマイナス思考で私はプラス思考と言うことだ。ただし私とプラス思考は少し変わっていて、いつも物事を最悪なパターンも考えていることである。あんまり悪いことは起こってほしくないが、全然考えないわけもいかないので、頭の片隅に置いておく。そして自分でパターン化してメモしておく。このように物事を考えるようになってから、随分生きていくことが楽になった。
 よく自分と対話するところや練習しているところを人に練習も見れるのが好きではないところも似ている。自分のペースで自由にやりたいからである。
 大谷君の成功は彼の努力の賜物だが、父や監督に恵まれたことも大きいと思う。
 父にはプロになる厳しさ、花巻東高校の佐々木監督からは楽しいことをするより、正しいことをしなさいと教えられられ、先入観が可能を不可能にする(伝説のボクサーモハメド・アリ)
 日本ハムファイターズ栗山監督から、自分との約束は必ず守ることと教えられる。
 不思議に彼にとって必要な言葉、必要な人たちに良いタイミングで出会っている。しかも彼が素直な心でどんどん吸収して自分の力に変えている。
私も子供の頃から母が師匠だった。一緒に歌を歌ってくれたり、勉強を教えてくれたり、人に対する接し方、幸せのあり方も教えてもらった。難しい言葉は使わずに子供が理解できる言葉で具体的に教えてもらったので分かりやすかった。
 私にとって1番怖い人は母だし、1番優しい人もである。これは生涯変わらないだろう。
そして次に中学の校長先生。先生から数学を勉強する意味を教えてもらった。物事を段階的に考える為に必要と教えてもらった。コロナで自粛にになった時、真っ先に校長先生を思いだした。
 さらに大学で出会った宣教師。彼女にはアメリカのことや英語の勉強を教わり、私にも日本のことわざや熟語の意味を聞いてきて、彼女から先生とか生徒とか関係なく、知らないことを学ぼうとする熱心さ、謙虚さに感動し、同時に彼女から日本に対する愛も沢山感じれたので日本人として嬉しかった。大谷君ほどではないにしろ、私も人との出会いに恵まれている。そんなところも似てるかもしれない。
 彼の言葉で心に突き刺さった言葉が2つある。
1つはあなたは間違っていると言われた事に対してので大谷君の言葉である。期待してくれてると思うので僕としては嬉しいですと他人がポイっと捨てた運を拾っているんです。
 二刀流を目指すことに野球評論家による意見は多数が投手か野手かに絞るべきだった。でも彼は野球界の色々な人達が考えてくれるだけでも嬉しい。別にこの形を否定しているわけではなくと考えていた。なかなかできることではないと思う。しかも当時19歳。物事を達観しているようだ。謙虚さをもった前向き思考である。
 高校時代から目標を叶えるためにゴミ拾いをあげていることが素敵だ。プロに入ってから稲葉選手が守備に戻ってくるベンチの前でゴミをサッと拾ったことを手本としている。ゴミの前を通り過ぎてから呼ばれてる気がして戻って拾う。ゴミを擬人化するところはユニークであり、そういう何気ない行動も彼を一流にさせた要因だろう。ゴミ拾い1つの行動でその人の人格を表す。
 野球以外でも彼はかっこいい。ゴミ拾いは誰でもできることだが、人が見てないところでそれを続けるからことは難しいことではないだろうか。みんなが休んでる時に、1人黙々とトレーニングする姿と似てる気がする。
 彼は自分のことをネガティブ思考と言うが、じっくり本を読みかえすとそれとは少し違う印象を受けた。
自分を客観的に捉えれて的確な判断ができる人だと思う。ネガティブなら僕はもっとできるとは言わないだろう。大谷君はだれより自分に期待している。それは彼はその日できることを精一杯努力して、しっかり準備しているからではないだろうか。だから彼はいつも自分に的確なアドバイスを自分にできるのだろう。
 彼が前人未到なことをやり遂げるには秘密がある。理由は常に自分に期待していて、それを叶える為に着実に準備していき、1つ1つ小さな目標を叶えていき、それがやがて大きな目標を叶える結果になっている。そうして不可能を可能にする大谷翔平になった。
 子供の頃から(3歳で父とキャッチボール。バットとグローブをプレゼントされた)父の影響で野球が大好きである。だから大谷君は永遠の私の憧れである。今後も彼の活躍に期待したい。そして私も更なる目標、誰も描いたことない方法で自分の絵を描き、皆さんに楽しんでいただけように、楽しくそしてちょっと苦しみながら?笑頑張っていきたい。

 


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