お月見は「中秋の名月」「十五夜」に加えて、あと2回ありますよ。

和田琴音です。

暑い夏がおわり、すっかり秋。
夜空に浮かぶ、お月様がキレイな季節がきました。

日本人に親しまれている「中秋の名月」 十五夜、今年は10月1日でした。あなたは楽しまれましたか?

以前も書きました、季節の行事を楽しむことは開運行動のひとつです。でもね、十五夜のお祝いをわすれてしまった、あなたも大丈夫。

その話の前にまず「十五夜」のお話しから今日はしますね。

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我が家は、「ワレモコウ」「ガマ」そして「ススキ」、そして手作りの月見団子で、中秋の名月を楽しみました。

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今年の月見団子は「白玉粉」の中に「お豆腐」を入れて作ったら、あら大変!

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思ったよりも粉をつかうことになり、大量の月見団子、そして飾ったら滑り落ち、、、イメージした形でお皿にのらない(;’∀’)

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甘酒とお醤油でつくった「みたらし」のたれは上品でとってもおいしく。

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ただ、お団子、1つ1つが大きく、おいしいけど、お腹もいっぱいの夜になりました。

季節の行事を楽しむことは開運行動のひとつですよ~と前に書きましたが、十五夜をわすれたあなたも大丈夫!

秋、「十五夜、十三夜、十日夜」3回、お月見をすると縁起がいいと言われる説もあります。

まず初めに、来年のために、「中秋の名月」「十五夜」のおさらいをしましょうね。

十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事です。

中秋?そう、「秋の真ん中に出る月」という意味があります。

旧暦では、春:1月~3月、夏:4月~6月、秋:7月~9月、冬:10月~12月だから、秋の真ん中は8月、15日ごろが「中秋の名月」でしたよ。

現在は新暦で「9月7日から10月8日の間で、満月が出る日」を十五夜としています。
来年、2021年の十五夜は9月21日(火)ですよ~。
さて日にちがわかったところで、十五夜はいつから始まったかご存じですか?

十五夜のお月見が盛んになったのは、平安時代、貞観年間(859~877年)ごろに中国から伝わりました。

はじめは貴族が月を見ながら酒を酌み交わし、船の上で詩歌や管弦に親しむ風流な催しでしたよ。

平安時代の有名な女流作家、藤原道長の娘で、一条天皇中宮の彰子に仕えた「源氏物語」を書いた紫式部も、
「めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半の月影」
と和歌を詠んでいますね。

宴のとき、日々の生活で、現代の私たちのように、貴族たちも空を見上げて月を愛でていたのですね。

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貴族からはじまった十五夜、江戸時代に入ると庶民も楽しんだといわれています。

十五夜のころは稲が育ち、間もなく収穫が始まる時期、無事に収穫できる喜びを分かち合い、感謝する日、貴族のようにただ月を眺めるのではなく、収穫祭や初穂祭の意味合いが大きかったようです。

ここから十五夜は芋類の収穫祝いを兼ねているので、別名「芋名月」といい、里芋やさつま芋を供えます。

実りの秋、大嘗祭をはじめとしたお祭りが多いことも、納得できますね!

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十五夜にはずせない「ススキ」も収穫と関係がありますよ、ススキは月の神様の依り代、本来は実りを象徴する稲穂をお供えしたいけれど、稲刈り前なので、稲穂に似たススキをお供えする、また、ススキの鋭い切り口が魔除けになるので、お月見の後、軒先にススキを吊るす風習もあります。

さてさて~、お月見といえば、お月見団子が楽しみな、あなたも多いはず!

お月見団子の形が丸いのは、満月にみたてたからという話は有名ですよね。
お米に使われる粉を使うのは、作物の収穫に感謝し、これから実るものに対しては豊作を祈願する意味もあります。

お供えする際は、三方や皿に白い紙を敷き、十五夜にちなんで15個を盛ります。
お月見団子は月に感謝した後、おいしくいただきましょうね。
おいしくいただく気、満々の我が家は固くならないように、夜に作りました。

ここまでは「十五夜」について書いてきましたが、今日は、これで終わりません。
あなたは、昔は十五夜しかお月見をしないことを「片見月」といい、縁起が悪いとされていたことを知っていますか?

そう、「十五夜」の他に、「十三夜」、「十日夜」があります。

旧暦9月13日は「十三夜」、別名、「栗名月」「豆名月」といわれ、栗や豆の収穫を祝う日です。

そしてる旧暦10月10日の「十(とお)日夜(かんや)」は神様が山に帰る日といわれます。

稲の収穫を祝って餅つきをしたり、稲の茎をたばねた「わらづと」や「わら鉄砲」で地面の神を励まして作物に悪さをするモグラを追い払うなど、地方によりお祝いの方法がかわります。

どちらも、お月見をする習わしがありますよ。

現在は新暦です、今年も十三夜は10月29日(木)、十日夜は18年(平成30年)の十日夜は11月24日(火)。

今年は、あなたも3回、お月見のお祝いをしませんか?

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