わかりやすい「価値」とか「意味」とか
「価値」とか「意味」とか
「万人共通の」それらがないものについては、
まるで始めから無かったかのように
扱われるご時世なので。
だから自分はあえて、
「価値」とか「意味」とか
探さずにいようと思う。
だって、
「価値」や「意味」のないものが、
好きなんだもの。
もしくは、
忘れた頃に、
「ずーっと後でわかる」
あるいは
「『最期』にわかる」、
そんな「価値」とか「意味」とかの方が、
好きなんだもの。
そして、
不完全であるものを
あえて貴しとしよう。
その不揃いさ。
――それは二度と再現できないからこその、
素敵な偶然だもの。