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時間とは、実は「ずいぶんと有限」なものである
「もう一度行きたかった」とか 「一度でいいから行ってみたかった」とか そういう場所の数と。
「でももうこの先、自分は行くことができないような気がする」場所の数。
この二つに、ほとんど差がなくなってしまった ……みたいな感覚が、最近ある。
……これだから、電気を点けるのも忘れてしまう休日の日暮れ時はイヤだよ。(笑)
でも、もしかすると、こういう気持ちからの新たなスタート、っていうのが、 自分には今必要なんだという気もまたする。
youtubeとかで、昔のアイドルの映像なんかを見ていて。
「あ、この人、もうこの世にいないのか。」
なんて思うと、 その世界線の「こちら側」にいる自分のほうが、まるで嘘みたいな気にもなる。
――本当に、嘘なのかもね。(笑)
それでも、「パタン」と 別世界へ行ってみたい、というのなら、 きっとそれは意外と簡単。
一番手っ取り早いのは、 まずこのインターネットを閉じてみることだ。
――一日のうちでもずいぶんと長い時間、インターネットの世界にいる気がするしね。(笑)
それ以外にも。
閉じてみる扉、開けてみる扉、限られた時間の中でも、まだまだいろいろあるような気もする。
そう、その中の一つなのかもしれない。
「時間とは、実は、ずいぶんと有限である。」
というそのことに気づいてから見える世界が、もしかするといよいよ正真正銘の「現実世界」なのかもしれない。
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