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仕事終わらない日。

仕事が終わらない、終わらなすぎて錯乱する。
会社にどんだけいるんだろう、実労時間は日に日にバグっている。

3月は期末且つ慣れない他部署の応援に出ていたこともあり、毎日緊張で肩がパンパンに張っていた。腰も痛い。

4月もそのまま応援継続と言われていた、ところに、急な人事異動。
私は元の部署に戻ることに。
しかも課長職。
昇格した時の心の叫びは前回書いたのでそちらを参照いただくとして、時は流れ4月がきた。

相変わらず仕事は終わらない。
次から次に現れる、大きい難問から小さい雑務。
これまでも忙しいとぼやきながら働いてきたけれど、今までの忙しいとは色味が異なる。
プレーヤーではなくマネジメントをしてください。部長からそう言われた、その意味が徐々に現実味を帯びている。

課長初日は8時に出勤し、気づいたら20時だった。途中の記憶はほぼない。

若い頃は営業職で、それこそ自分の結婚式の前に12連勤したこともあったし。
9時から23時まで取引先の催事に立ちっぱなしで張り付いてたこともあった。
休みの日でも携帯を持たされ、鳴ればいつでもなんでも対応していたあの頃に比べれば、きちんと休みは取れるし5連勤以上はないし、楽になったはずなんだけれど。

あの頃よりもきついと感じるのは、まず単純に体力の低下が原因だと思われ。
5連勤でもきついので、基本は調整して4連勤までにしている。シフトもへったくれもない働き方なので、一度会社に来たら何時に家に着けるかわからない。20代のように無理はきかないのだ。定期的に身体を休めないとすぐに体調を崩すし、なんなら節々を痛める。事務仕事なのに。

もうひとつは家に一人じゃないからだろう。
愛する夫と子供たち。
家事もあれば様々な家庭の用事もある。
支えてもらう分、私も家族に時間を使いたいし、使わなければならない。
会話もあるし、気になる埃は掃除機をかけたい。相談事も聞きたいし、くだらない動画を見て一緒に笑いたい。
若手社員の頃みたいに、ただ帰宅してすぐ寝るだけの生活ではなくなった。
やること多いなぁ、と溜息つきたくなる日もあるけれど、この生活が嫌いなわけでもない。複雑。

もうすぐ子供たちは入学式、そうしたら定期券も買いに行かねばならない、お墓参りも行きたい、息子の部屋は模様替えして勉強机を入れてやりたい。夫に頼まれたチケットをコンビニへ買いに行って、実家の母を花見に連れて行って、娘の制服を取りに行く。購入した絵の飾る場所を決めて、不要な本を売りに出して、衣替えもしたい。
積読タワーの本を好きな順番で読んで、東京と大阪にアート巡りに行って、親友と飲みに行く。
ああほら、仕事がもし暇でも私はやりたいこととやらねばならないことに囲まれている。
このままでいい。
肩凝りも腰痛もそのままかもしれないけれど。
無理せずに無理しよう。
やれることからいっこずつ、今日も残業だろうけれど、どうせやるなら前のめりにいってみよう。

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