過去を見つめる日。
毎年、元旦に「今年こそ毎日こつこつやる」と心に誓うことがある。
ほぼ日手帳を書くこと。
観た展示をSNSに記録すること。
読んだ本を記録すること。
例によって今年も「やるぞ!」と気合を入れて始めたのだけど、2月後半からずるずる遅れをとりはじめた。
年々、諦めるタイミングが早くなっている。
半年くらいは頑張れていたのが、春になりついには2ヶ月しか継続できなくなっている。
継続、毎日、ルーティン、日課、こつこつ。
この辺りのワードが出てくる自己啓発本は何冊も読んだし「今度こそ」と毎回奮い立つ、のに、持続しない。
つい楽な方に流れてしまう。
今年の言い訳としては、3月は他部署の応援で慣れない仕事に疲れが溜まっていたから。
そして月末に課長昇格が決まってからは、ばたばたと引継が始まりあっという間に新年度。
子供たちも進学して準備に追われ、あれよあれよと時は過ぎてもう梅雨の時期。
時の流れ、年々はやくなってませんか?
歳をとるごとにスピードが変わる説、そろそろ生物学的に立証されてもいいんじゃないの。
このままずるずる2024年も過ぎていくかと思うと、背中がちょっとひんやりしてしまう。
いかんいかん。
少しでも巻き返そう。
このまま諦めるのは悲しすぎる。
私はカバンにほぼ日手帳、ペンケース、ノート、読みかけの本、iPadを目一杯詰め込んで外へ出た。
こんな時こそ、いつもの場所。集中したい時、癒されたい時、落ち着きたい時のオアシス。新栄町のCENTREへ駆け込む。
CENTRE愛は以前から叫んでいるのでご参照ください。
大好きな鶏そぼろポテトサンドとアイスティーを注文して、私は5時間近くCENTREにこもった。
なんなら丁度スタンプカードがたまったので、途中でゆずレモンスカッシュもおかわりした。
無料となると、普段よりお高いドリンクを選んでしまう自分、ちょっと浅ましい。
白紙のほぼ日手帳に書けるだけ記憶を書き込み、
XとInstagramに過去観た展示記録をアップできるだけアップし、
ずっと溜め込んでいた義父の他界処理にかかったお金を計算し、
合間に『古くてあたらしい仕事(島田潤一郎)』を読む。
ついでにnoteの記事もアップする。
時々オーナーの中村さんをちらちら見つめる。今日もかっこいい。
5時間かけても、ほんの少しずつしか振り返ることはできなかった。
それでも、少し前の自分を振り返れば「そういえばこの展示すごく面白かったな」「この日旦那さまとこんな話したよな」など数珠繋ぎのように記憶は鮮やかに掘り返される。
休みの日はつい新しい展示が観たくなるし、どんどん詰め込みたくなる。
でも時には意識して振り返る日があると「過去の自分、よくやった」みたいに自分のことを見てあげられる。
私の場合、これを自宅でやろうとすると、ついだらだらしてしまう。もしくは家事にはしってしまう。
なので作業できて心ゆるせる空間というのは、とってもありがたい存在。CENTREさん、ごちそうさまでした。またこもります。
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